「嫌日流?」、日本の女性は堂々と立小便するって書いてるあの本が翻訳されたんだと思って、つい、手に取ってしまいました。
パラパラとめくると、どうも内容が違う。佯病説(ヤン・ビョンソル)版ではなくて、金城模版です。
読む前から、書いてある事はおおよそ予想がつく内容ですが、著者の言いたい事は、だいたい次の2点です。
① 日本は再び軍事国家となって朝鮮征服、世界征服の野望を持っている。気をつけろ!
② 日本人よ、真実の歴史を学べ!政府に騙されている!
この2つの事を主張するために、北朝鮮のミサイル発射・靖国神社・竹島などを恐ろしく都合よく自説を押し付けています。
大体、竹島(独島)領有権を主張する時に、主人公がいきなり、日本人留学生をぶん殴ってしまうぐらいシーンがあるぐらいです。
そんな訳で、感情的な描写が多すぎて、あまり説得力がありません。
日本人はみんな良い人達なんだけど、政府に洗脳されてしまっているんだそうです。
戦後の韓国では、政権維持のために反日カードを使わざる負えなかったという発想に著者は思い至らないようです。本当に洗脳は怖いですね。
著者は、再三に渡り、「日本人よ真実の歴史を学べ!」と主張しています。
なんと、以前の中学校の歴史教科書(東京書籍)のあとがきでは、金大中大統領が全く同じ事を主張していました。東京書籍は当時最も使われていた教科書です。
武蔵村山でも使われていた中学校の教科書こそ、「嫌日流」でした。
ちなみに、現在使われている清水書院の歴史教科書も捏造と偏向の日帝36年が描かれてます。
どうしようもない教科書です。
金城模と金大中には、キム ワンソブの「親日派のための弁明」や 崔基鎬の「日韓併合」などをしっかり読んでいただきたいものです。