武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

朝鮮文化とふれあうつどい

 府中公園にて、「第12回 朝鮮文化とふれあうつどい」が開催されていたので行ってきました。チマチョゴリの会という団体が主催です。
 また、公園の隣の府中市中央文化センターでは、「在日一世と家族の肖像 写真展」も開催されていました。
 公園のステージでは朝鮮人学校の生徒達の朝鮮舞踊や、テコンドーの演舞などが繰り広げられ、出店では朝鮮料理の数々、またフリーマーケットが220店舗出ていました。
 私は、着くやいなや出店の朝鮮料理コーナーに直行して、サムゲタンやら朝鮮風のうどんやら、ぜんざいや海苔巻き、キムチと本場の味を堪能しました。値段も良心的で大満足でした。
 テントには朝鮮人学校の名前が書かれているぐらいですから、北朝鮮系のイベントです。ですが、ステージに金日成金正日肖像画などはありません。当然、金正恩大将もありません。
 あくまで朝鮮文化とふれあおうという会です。部外者が入りづらいというような雰囲気もなく、のどかで、友好的なお祭りでした。
 
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でも、ステージの側の展示コーナーには、高校無償化の朝鮮人学校適用除外に関する展示と、初級・中級の朝鮮人学校で使われている教科書も展示してありました。
貴重な機会なので、じっくりと教科書を見ていたのですが、小学6年生と中学3年生の教科書には金日成金正日の事が書かれていました。ただ、高級部の現代朝鮮歴史のように、敬愛する金日成主席様・敬愛する金正日将軍様という歯が浮くような敬称まではついていないようでした。
 あと、気がついたのは、日本語の教科書では、宮本百合子日本共産党 宮本顕治の妻)のキュリー夫人が載っていました。昔は兎も角、今は日本共産党北朝鮮は仲が悪いと思っていたので意外に思いましたが、作品と政治スタンスは別という事なのでしょう。
 熱心にと教科書を見ていたら、親切に「何かご質問とかありますか?」と声を掛けてくれました。そこで、「やっぱり、金日成金正日を教えているんですね。」と、つい言ってしまったら、スタッフの人はすーーーっと去って行ってしまいました。
 
 会場を移して、「在日一世と家族の肖像 写真展」も見学してきました。多摩川で砂利取りをしていた時代の写真や、調布界隈の朝鮮部落の写真など、地域の写真ももちろんですが、在日一世の方たちのそれぞれの人生と歩んできた道を紹介する写真が大部分のスペースを占めていました。
 それぞれの方の来日した理由などを読ませてもらいましたが、強制連行で連れてこられてなどというのはほとんど無く、先に来日していた身内を頼ってという理由がほとんどでした。そんな事からも分かるように、反日意識を煽るような展示ではなく、人生の年輪を感じさせるような、しみじみとした内容でした。民族や文化の違いから、いろいろな摩擦が起き、苦労されたことがしのばれました。
 「共和国に帰国された娘さんはもう亡くなって・・・・・」などという記述を見ると、帰国事業で北朝鮮に戻ったあとに娘さんは収容所に入れられたんだろうなあと容易に想像はつきますが、誰に対しても恨み言を語っている訳でもない事がむしろ胸に迫るものがありました
  金日成金正日に対して思う所はたくさんあるだろうにと・・・・。
 
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