ちょうど陽気も良かったので、昼寝していたら法要の始まる午後2時となりました。
真ん中のお坊さんは小林秀英先生
まず、参道に日本の多くの宗派のお坊さんたちが並ばれて本堂へと入場をされました。日本のお坊さんたちが入場のあと、ダライラマ法王が入場されました。ダライラマ法王は気さくに参列者の方たちの握手の求めに応じられていました。
ダライラマ法王の入場
白鵬関の入場
関係者が入場され、自然とチベット語による読経がはじまりました。読経がはじまりますと、私は不思議と涙が溢れてきて止まらなくなりました。テレビで東日本大震災のニュースを見ても「気の毒に、代われるものなら代わってあげたい。」とは思っても、涙するという事はありませんでした。選挙の結果もショックで寝込みましたが、涙は出ませんでした。まわりにも、涙が止まらないという方が結構いらっしゃったようでした。感情が揺さぶられているというわけでもないのに。
約1時間の読経が終わり、「ホッ、ホッ、ホー」という口癖と笑顔から、ダライラマ法王が被災者の方や日本全体に向けてのメッセージがはじまりました。すると、これまた不思議な事に、雲間から青空が垣間見えるというのに、雨が降ってきました。
「しまった!布団をベランダに干したまま出てきてしまった!」とせっかくの法王のメッセージの間気になって仕方がありませんでした。それぐらい、講話の間、雨がどんどん強くなってゆきました。
雨がちらつき始めましたので、タオルを頭にかけている人がいます。
「戦争に負け、広島・長崎に原爆が落ちても、日本は復興した。日本は復興できます。」という話や、「英語を学ぶと良いですよ。」また、祈りや心の事などの法王の講話が終わり、法要の最後は日本のお坊さんの挨拶でおわりました。
雨で参列者はびしょぬれです。
さて、最後の挨拶で、法要が終わりますと、それまであんなにも降っていた雨がぴたりと止んでしまいました。隣の席に座っていた方に傘に入れていただいたお礼を言い、「不思議な事があるものですね。」と言葉を交わし、本堂から出てこられた小林秀英先生にご挨拶をさせていただき、会場を後にしました。
布団を干したまま外出して大丈夫だったかと心配でしたが、雨が降ったのは護国寺界隈だけのようで、布団は無事でした。