武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

びりっけつが落札? 第10小学校改修工事!

炎天下、活動報告を配るのに専念していて、ネットに上げるのを忘れていました。

今回は、

 「びりっけつが落札?第10小学校改修工事」

 なんと!最低制限価格未満で失格者が続出して、一番高い金額を入れた業者が落札してしまったという珍事。

 「公共工事の出来具合ってどうなの? 工事成績評定を公開すべき!」

 ホームページ上では工事成績評定を公開することになっているけど、該当案件がなく、一切公開されていない件

 「宗教法人の固定資産税について」

 創価学会会館は「境内地」で登記されているけど、真如苑は「宅地」。宗教法人の固定資産免除について

 の3つの記事です。

 

       「びりっけつが落札?第10小学校改修工事」

 私は、再三、「低入札調査制度を導入するべき!」と主張しています。6月議会でも「5千万円節約できたのに!」という残念な入札が起きました。

 この入札は、「第十小学校校舎窓枠等建具・外装及び防水改修工事(第1期工事)」です。入札経過調書をご覧ください。この入札では落札業者以外は、最低制限価格を下回ったため失格となってしまいました。その結果、もっとも高い金額で入札した長井工務店が落札しました。

 武蔵村山市では金額の大きな入札では、予定価格(事後公表)のたいてい85%を最低制限価格に設定します。そして、1円でも低いと失格となります。最低制限価格を設定する理由は、過当競争による施工不良を防ぐためなどと言われています。もし、最低制限価格さえ手に入れれば、どんぴしゃりの金額で入札できるのですから、議員などを使って入札情報を手に入れようとする、利権の温床にもなります。

 今回の入札結果を見ると、一番低い金額で入札したカトービルドと2番目に低い業者とではわずかに10万円差です。鎬を削って積算をしないと出来ない金額です。このことから、入札参加者は真剣に競争入札に臨んでいた。また、最低制限価格と近い入札者がいないことから、役所内部からも入札情報の漏洩がなかったことがわかります。

 今回の入札結果は、運動会で、みんなまじめに走ったのに「早すぎる!」と失格になって、びりっけつの子が一等賞になるようなものです。

 最低制限価格未満で入札した業者の見積書の内訳をきちんとチェックして、「施工能力がある!」と判断したら仕事を任す。「低入札調査制度」を導入すれば、鎬を削って入札に参加した業者さんの苦労も無駄にならず、なにより、市民の税金が5千万円も節約することができました。

 実は、今回の入札関係者の中には、「これ以上、談合問題を追及すると怖い目にあうぞ!」と、以前、私を脅かしてきた者もいます。その後、公明党関係者の政治圧力で、警察から執拗に嫌がらせ捜査を受けるなど、本当に「怖い目」に遭いました。それから月日が経ち、談合や不正が減りつつあると感じます。

 談合や利権の温床になりかねない現在の入札制度を見直しして、「低入札調査制度」をなんで導入できないのでしょうか?

 

公共工事の出来具合ってどうなの?工事成績評定を公開すべき!」

 武蔵村山市のホームページによると、評価の高い公共工事はホームページで公表する事になっています。しかし、そのページが見当たりません。公共工事の出来具合、工事成績評定をきちんと行う事は、手抜き工事や施工不良の防止にもつながります。「なんで公表されてないのだろうか?」、「工事成績評定の結果は?」と思い、一般質問で質してみました。

 市の回答は、評定点80点以上のA評価の工事が無いので公表していないということでした。昨年度は、130万円以上の工事40件に関して全て、工事成績評定をしていて、A評価は0件、B評価は2件、C評価は35件、D評価は3件、E評価は0件ということでした。

 武蔵村山市では国土交通省の指針に基づき、要綱を定めて、公共工事の成績評定を行っています。この国土交通省の指針だと、なかなか加点することがなく、まずA評価は出ないような仕組みになっています。これでは、公共工事の出来具合を市民は知ることが出来ません。調べてみると、兵庫県下の自治体など、工事成績評定を詳細に公表している自治体もあります。工事成績評定を全面公開することは、工事業者さんの励みになります。また、市の公共工事への信頼にもつながります。難しい話ではないので、工事成績評定結果を公開すべきではないでしょうか?

2023夏 活動報告1