武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

平成21年度 談合疑惑の入札一覧

 すでに、ブログに掲載したと思っていたら、掲載し忘れていました。入札経過調書を全てパソコンに打ち込むのは結構骨の折れる作業で、打ち込んだだけで、ギブアップして一年近くそのままになっていました。
 報告が遅れてしまい申し訳ございません。
 では、
 
平成21年度 武蔵村山市 談合疑惑の入札です。
 
 これは、平成21年度(平成21年4月~平成22年3月)中に、武蔵村山市で行われた入札の入札経過調書から分析しました。
 今回は、一位不動の法則になっているのものだけを抽出しています。
 
  一位不動の法則とは?
   入札では、全ての参加業者の入札金額が予定価格を上回った場合、再度入札を行う事になります。事前に落札業者を談合で決めていた場合、再度入札をしても一番低い金額で入札する業者は変わりません。何度やっても一番低い金額を入れる会社が変わらない事、これを一位不動の法則と呼びます。
 偶然に、一位不動になる可能性もごくわずかあるので、談合とは断言できませんが、談合の最も分かりやすい状況証拠の一つです。
 
 また、予定価格の90%以上で落札した割合を談合疑惑度と言います。平成21年度は予定価格が公表された入札80件のうち、38件で90%を超えていました。談合疑惑度は、48%となります。思ったより低いですね。
 でも、武蔵村山市の入札では、予定価格はごく一部の入札でしか公開されていません。ですので、予定価格、最低制限価格を入札後に全面公開すれば、疑惑の入札は飛躍的に増えると思います。例えば、今回のリストでは、小中一貫校体育館工事(淺沼組)落札など、疑惑の入札が抜けてしまいます。
 一刻も早く、全面公開するべきです。
 
 
 
 平成21年度 談合疑惑の入札
 
 一位不動の法則であったもの
 
入札日    案件名     落札企業      落札価格     備考
4月15日 道路補修工事  東亜土木興業   1,070,000円    97工種当り
 
4月15日 神明運動広場整備工事 神浩園   2,800,000円   落札率99%
 
4月15日 東経大屋内プール運営委託 フクシエンタープライズ 201,000円    1ヶ月当
 
5月19日 小中学校植木病害虫駆除 まごころ造園 1,290,000円
 
5月19日 備品(教員用机)購入 ハマナカ事務機 10,910,000円 落札率99.98%
 
6月26日 3・7・8・9・雷塚小体育館耐震補強実施設計委託 平安設計 20,500,000円 落札率99.6%
 
7月10日 (主)8号線整備工事及び人孔調整工事 東亜土木興業 32,800,000円 落札率99.8%
 
7月10日 備品(災害対策用給水タンク)購入 桜ホース  1,660,000円
 
7月27日 E-34号線他2路線整備工事 梅正建設 10,900,000円 落札率99.9%
 
10月16日 管渠清掃委託21(A-3) 環境技研 10,500,000円
 
12月15日 既設道路整備工事その3及び人孔調整工事その12 東亜土木興業 6,730,000円 落札率 99.7%
 
12月15日 河川改修工事及び既設道路改修工事 神浩園 2,150,000円 落札率98.1%
 
平成22年
 1月18日 都市計画図修正委託   昇寿チャート 840,000円
 
 2月19日 備品(鉄製スタンド)など購入 柾木教材社 2,880,000円
 
3月19日 大南地区学習等供用施設トイレ換気扇取替え工事 大黒設備工業 1,530,000円 落札率 99.5%
 
 
 あらためて一覧にすると、どれもこれも、落札率が異常に高いですね。 
こんな、疑惑の入札が横行する一方、市民の公共料金値上げが行われるのは納得が行きません。ツケを払わされているのは、いつでも普通の市民です。