週刊新潮で、皇宮警察のスキャンダルが出てますが、宮内庁の入札結果をみると、「これ談合じゃないの?」というのが散見されます。
令和3年度の入札結果に、非常に怪しい、典型的な入札がありましたので解説します。
須崎御用邸の工事の入札結果です。株式会社土屋建設が、落札率99.6%で、約7000万円の工事を落札しています。
この入札結果をみると、予定価格より入札金額が高かったので、3回入札をやり直しています。
一番低い金額をいれた業者をみると、1回目から3回目まで、全て土屋建設となっています。
あらかじめ、業者同士で談合して、落札者を決めていると、一番低い金額を入れるのは必ず同じ業者になります。これを一位不動の法則と言います。
そして、今回は、落札率99.6%! 予算をほぼ満額で受注しています。
まさに、パーフェクトな入札結果です。
久方ぶりに宮内庁の入札結果をチェックしたのですが、こんなあからさまな入札は以前より減っているように感じました。時代のながれでしょうか?
果たして、この入札は偶然の結果なのでしょうか?
皇宮警察のスキャンダルが出ましたけど、宮内庁の契約担当者も、ちょっとのんびりしてませんか?