武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

武蔵村山市 GIGAスクール構想 タブレット入札の怪? ダイナブック社以外すべて辞退し、落札率96.4%

 小中学校で生徒一人ひとりに整備される「GIGAスクール構想」のタブレット入札の結果が、非常に不自然でした。

 以下、活動報告の記事です。

  小中学校タブレット入札の怪?

  ダイナブック社以外、8社辞退。単独入札で受注金額3億5千万円!

  落札率96.4%! 

 政府のGIGAスクール構想では、生徒一人に1台の学習用端末を整備する事になっています。新型コロナにより、整備計画を大幅に前倒しして、今年度中に整備することになりました。その学習用端末の入札で、不思議な事が起こりました。

入札に8社辞退し、ダイナブック社が単独入札で受注

 この入札は、制限付き一般競争入札で行われました。受注を希望する業者が手を挙げて、市の審査にパスした業者は入札に参加できる仕組みです。審査の結果、都内に事業所が無い1社を除き、9社が入札に参加できることになりました。10月21日午前9時、電子入札の結果は!ダイナブック社3億1920万円(税抜)だけでした。なぜか、他の会社は全社入札辞退していました。審査も通ったのに、なぜ辞退したんでしょうか?

仕様書に「ノングレア液晶であること」を記載したのは誰?

 入札希望業者が審査を通ると、積算をするために「仕様書」が渡されます。武蔵村山市の「仕様書」には、文科省の「標準仕様書」と一部異なる部分がありました。学習用端末の画面が「ノングレア液晶であること」と指示されているのです。ノングレア液晶というのは、非光沢画面の事をいいます。光沢画面の方が一般的な中、わざわざノングレア液晶をセールスポイントにしているのが、ダイナブック社です。「ノングレア液晶」の一文で、ダイナブック社が圧倒的に有利になります。他社は画面にシールを貼ってわざわざ非光沢画面にしなくてはいけません。手間とコストが跳ね上がります。なぜ、文科省の「標準仕様書」を採用しなかったのでしょうか?

見積書も「ダイナブック社」に!

 この事業を進めるにあたり、まずは業者に見積書を取りました。見積書を依頼したのは「ダイナブック社」と「リコージャパン社」でした。「ダイナブック社」は端末メーカーですが、「リコージャパン社」は電子黒板のメーカーです。受注しても、端末メーカーから仕入れないといけません。仕入れるとしたら、どこからなのでしょうか?なぜ、端末メーカーでは、「ダイナブック社」にだけ見積書を依頼したのでしょうか?

ダイナブック社」ありきの「官製談合」だったのか?

「見積書」をダイナブック社に頼み、ダイナブック社有利の「仕様書」の結果。他社は全社、入札を辞退し、「ダイナブック社」だけ入札に参加し、無事、落札しました。その落札率は96.4%と異常に高い数値でした。

 役所が特定の業者に受注させることを「官製談合」と言います。今回の入札では、役所と業者の癒着の噂は、まだ、伝わってきていません。偶然にしても、出来すぎた入札結果です。

 

 

f:id:amame1968:20210123151912j:plain

ダイナブック1社入札