ウイグルで、多くの人が虐殺されてから一年が経ちました。
正直、「えっ!あれからまだ一年しか経っていないの?」と思うぐらい、私自身、記憶の片隅に残っている事件です。
1万人以上のウイグル人が中国共産党によって連行、処刑されたという話。いや、ウイグル人が漢人に暴行を働いている。などと、あまりに情報が錯綜し、一体何が真実なのか分からなくなり、中国共産党による報道規制もあって報道が少なくなり、しばらくして報道されなくなったせいもあると思います。
ただ、多くの人に中国共産党は恐ろしいという強烈な印象はあたえたと思います。
出発前、ウイグル支援のデモ行進に初めて参加という人から、「右翼とか左翼とかの人が妨害してくるんですか?」と心配そうに尋ねられました。参加者に配られたチラシに沿道からの妨害に注意してくださいと書いてあったせいだと思います。
「右翼や左翼は妨害してこないけど、中国人が怒鳴りつけて来る事はたまにありますよ。あと、中国大使館の関係者は参加者の写真を撮っていますよ。」と答えたら、その程度ですかとホッとしているようでした。
7月なので死ぬほど暑いのではと、覚悟していたのですが、曇り空のおかげでさして暑くなく無事おえる事ができました。沿道からは手を振ってくれる方もちらほらいらしゃいましたし、アラブ人のご夫妻が熱心に写真を撮られていました。同じイスラム教徒が虐殺されていることに心を痛められているのだろうと察しました。
マスコミの取材ですが、筑紫哲哉が亡くなって、良識を取り戻しつつあつのかTBSが取材に来ていました。今まではチャンネル桜ぐらいしか取材に来なかったというのに。
また、新華社通信のカメラマンが熱心に写真を撮影していました。せっかく取材に来たなら参加者の声でも聞いて回れば良いと思うのですが。取材の目的は別のところにあるのでしょう。
と思うかもしれません。
ですが、確実に中国共産党に、影響を与えていると思います。
その一例を紹介します。
北朝鮮政府は、ネナラというホームページを運営しています。
先日の金正日の中国訪問での挨拶文が掲載されていますのでご一読ください。
宴会での金正日総書記の演説
宴会での胡錦濤主席の演説