株式会社デン通商の本店まで出向き、エレベータホールに会社名が無かった時、良からぬ事があるかもと一瞬疑ってしまいました。
さて、インターネットを見ていたら、このような記事を見つけましたので貼り付けます。
前荒川区長へ贈賄企業、1億7千万所得隠し…国税指摘(読売新聞)
東京・台東区のビルメンテナンス会社「新生ビルテクノ」(旧・新光ビルシステム、台東区)が昨年3月期までの5年間に、架空外注費を計上するなどして、東京国税局に約1億7000万円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。
経理ミスなども含めた申告漏れは計約2億6000万円で、追徴税額(更正処分)は重加算税などを含め約8900万円。
同社では、元社長(57)が前荒川区長(公判中)に対する贈賄罪に問われ、有罪が確定している。
関係者によると、同社は取引先に水増しした金額で業務を発注し、水増し分をバックさせて裏金を捻出(ねんしゅつ)。関連会社にも外注費名目で支出していたが、同国税局は、外注には実態がなく、子会社への寄付金と認定した。隠し所得のうち約1億円は、元社長が個人的な遊興費などに使っていたという。
同社の話「見解の相違があったが、(国税局の)指導に基づき納付した」
[読売新聞:2005年07月08日03時06分]
武蔵村山市とは関係なさそうですが、「新生ビルテクノ」(旧・新光ビルシステム、台東区)という会社。
「かたくりの湯」の指定管理者、シンコースポーツの兄弟会社なのです。
その、脱税の手口が、水増しして業務発注をしてキックバックさせ、裏金をつくるというもの。
株式会社デン通商から仕入れる調味料代が、肉の仕入れ額の2倍にもなっている事との関連性をいやがおうでも類推せざるおえません。
新生ビルテクノの脱税と同様の手口で、水増し発注をしているのでは?
一般的にはありえない原価率も、このような仮説を立てると筋が通ります。
あくまで、仮定です。まさか、このような事が行われていないと思いたいです。
兄弟会社の元社長の不正だし、シンコースポーツとは関係が無いと信じたいです。
でも、この元社長 石崎克博氏は、シンコースポーツや、新生ビルテクノを擁する、新生グループの持ち株会社 新生ホールディングスの筆頭株主です。それも、70%の株式を所有。(石崎氏と荒川区長との贈収賄事件の裁判で明言)
荒川区議 斉藤ゆうこ氏のレポートに書かれています。
http://www.kt.rim.or.jp/~genki-c/yuko/topic/report/59.html
1億7千万円の所得隠しをした新生ビルテクノの元社長 石崎克博氏は、「かたくりの湯」の指定管理者 シンコースポーツの実質的なオーナーなのです。
オーナーが脱税をしたからと言って、シンコースポーツ自体とは関係ないではないか!と思われるかもしれません。
でも、「かたくりの湯」の開業以来、シンコースポーツは運営に関わってきました。「かたくりの湯」開業前後、なんと、石崎克博氏はシンコースポーツの役員でした。
閉鎖事項証明書によると
石崎克博氏は、平成11年6月10日から、平成14年6月13日まで、シンコースポーツの取締役を歴任しています。
取締役であるオーナーからは、全く指南が無かったのでしょうか?
話は、ぶり返してしまいますが、不自然なのは調味料だけではないのです。
割り箸の話です。
割り箸などの消耗品費用です。小町屋から仕入れています。
平成19年度 848,319円。 レストラン利用件数 177693件
平成20年度 790,499円。 レストラン利用件数 151,260件
1件当たり 平成19年 4.77円 平成20年 5.22円
この消耗品の中には紙ナプキンとゴミ袋代も含まれますが、レストラン利用件数には、ソフトクリーム一つも、ウーロン茶一杯も、枝豆一皿も1件とカウントされますから、本当に箸を必要とする件数は大幅に少なくなります。
割り箸の単価たるや、一本10円を遥かに越える事になってしまします。
「かたくりの湯」レストランの箸を今度見てみてください。
祝いの席で使うような特別の割り箸ですか?
いいえ! 普通の割り箸です。1本1円ぐらいのものでしょう。
私は、「かたくりの湯」の赤字が作られた赤字のように思えてならないのです。
実は、資材購入時に、武蔵村山市職員による現物の確認などは行われていません。
たやすく、操作が出来る環境にあります。
「かたくりの湯」で購入する資材に関しては、ボールペン1本に至るまで、市役所職員による確認が必要です。
「かたくりの湯」をめぐる深い闇は、次第に違った様相を見せながら、その4へと続きます。