武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

村山温泉 かたくりの湯を巡る闇  その5

 ありがたい事に、「かたくりの湯」を巡る闇について、読んでくださった市民の方からのご感想が届き始めました。

 みなさん、まさに「怒髪天を衝く!」思いになられているようです。

 まさに怒りで、お湯が沸くほど!

 さて、「かたくりの湯」は、メタホウ酸という温泉成分が含まれているため温泉として認定されています。

 沸かし湯です。

 どうやって沸かしているかと言うと、灯油です。

 この灯油をどこから買っているかというと、福生市にあるサカエエネルギーという会社からです。

 サカエエネルギーからの納入価格と、灯油の一般的な小売価格を比較しましたが、特にボッタ食っているという事はありませんでした。
 まあ、妥当な数字と言えると思います。

 でも、石油販売業者は武蔵村山市内にも多く存在します。なぜ、市内業者から購入せずに福生の業者から独占的に購入するのでしょうか?

 ちなみに灯油代金は1ヵ月にどれぐらいかかっているかというと・・・・ 

 平成19年から平成21年9月までの間で一番費用がかかった月は平成20年3月でした。

 平成20年3月 灯油代 427万839円(税別単価84.0円~87.5円)

 一方、もっとも安かったのは平成21年9月でした。

 平成21年9月 灯油代 91万3809円(税別単価 60.5円~61.0円)

 灯油の消費量は毎年3月が一番多くて46000ℓ~47000ℓ。8月から9月が15000ℓと少なくなり、時期により消費量にばらつきがあります。季節の変わり目だからかもしれませんが、3月は4万6000ℓも消費しますが、4月になると半分の2万ℓ強になってしまいます。

 暖かくなるので、消費量が本当に半減してしまうのかもしれませんし、年度末で業者が数字を作るために3月末に石油タンクに満タンになるように納品しているのかもしれません。

 いずれにしろ灯油の年間使用料は以下の通りです。

 平成19年度 2867万9813円

 平成20年度 2718万1278円

 石油が高騰した時期と重なるとは言え、株式会社 山武が、年配のおじさんを日中に1名だけ勤務させ、あと遠隔監視システムなる方法での年間の維持管理料約2400万円を上回っています。

 武蔵村山市内で、取引額1千万円を超えるような業者さんはもちろんいませんし、500万円を超える業者さんも、平成19年にアルコール類を納品した有限会社 賀豊屋の526万2071円だけです。最近は飲酒運転取り締まりが厳しいせいもあり、20年以降は激減しています。

 いうまでもありませんが、以前このブログで紹介したデン通商は含んでいません。指定管理者が地元業者と言い張っても、商業登記簿に登記されていないのですから。
 ついでながら、今日もデン通商を見に行きましたがシャッターは閉まっており、電気もついていませんでした。

 指定管理者のシンコースポーツと山武は事業計画書の中で次のように述べています。

 〔4〕地域連携による生き生きとした管理運営を行います
  市内在住者の雇用や特産品・物産品の販売、自治会等市民団体やNPO法人の連携・協力関係など、地域住民とのパートナーシップを強く持った施設運営を行います。また、商工会とのパイプを活かし、朝市や温泉祭り、各種イベント等の連携活動等、市ぐるみの地域活性化活動を行います。・・・P2

 〔2〕地域への貢献
  ① 市内事業者などについて
 
  当グループは「かたくりの湯」の運営に5年間携わり、地域活性化の一つとして、市内事業者からの調達を積極的に取り組み、現在市内事業者14社と取引しています。今後さらに、市内業者からの調達を積極的に行います。

 「どの口が言ったんだ!」と突っ込みたくなります。

 取引額の大きなものに関しては市内業者を排除しているとしか言えません。市外の業者なら市民の目が届かず、噂も立ちづらいから、癒着してもばれないからではと勘ぐりたくなります。
 現状では、地域活性化というより、ストロー効果でお金が市外へと出てゆき、むしろ地域疲弊化を促しているとしか思えません。

 一応、年2回、2月と8月に市内事業者説明会を行い、特定事業者との癒着を防ぎ、費用対効果の高い事業者に発注するようにすると謳っていますので、先日の市議会で質問したところ、部長の答弁は。

 「指定管理者が市内事業者説明会を2月に行ったとは、寡聞にして聞いておりません!」

 過去3年間、「かたくりの湯」の指定管理者が、取引業者の変更を行った形跡はありません。
また、どのように、取引業者を決めたのか報告があがって来た事は一度もありません。

 村山温泉「かたくりの湯」が地域経済に貢献しているとは、到底思えません!