ブログでの報告がおくれてしまいましたが、広資料109号(3月25日付)によりますと、
武蔵村山市伊奈平2-27の有限会社 丸二塗装所から基準値の10倍を超えるダイオキシンが排出されていることがわかりました。
丸二塗装所は、昭和40年6月に設立され、主に産業廃棄物の処理を行っている会社です。
平成20年11月27日の調査結果によると、丸二塗装所からは、55ng-TEQ/㎥Nというダイオキシン類が検出されました。ダイオキシン類対策特別措置法の排出基準では、5ng-TEQ/㎥Nとなっていますから、なんと基準値の11倍のダイオキシンが排出されたことになります。
ダイオキシンに加え、ばいじん調査でも、0.53g/㎥Nという数値が出ています。こちらも大気汚染防止法の排出基準では、0.15g/㎥Nとなっており、基準値の3.5倍ものばいじんを排出していました。
この会社は以前にもダイオキシン混じりの水を排出して、平成13年に東京都から行政処分を受けたことがあります。
産業廃棄物処分業者に対する行政処分について
http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/press/60b3u800.htm
この時は、基準値の43倍が検出されています。
処分後にも、基準値を超えるダイオキシンを排出していたことがあります。
武蔵村山市報 平成19年4月15日号(3ページ目に表があります。)
http://www.city.musashimurayama.tokyo.jp/topics/pdf/20070415/b.pdf
市の報告では、丸二塗装所は調査実施日以降に自主的に施設の点検改善を行い、自主的に調査を行ったら基準値以下の数値が出たとなっています。
市の報告書には、丸二塗装所がどこをどのように改善したかなど一切触れられていません。
基準値の10倍を超えるダイオキシンを出した会社が、自主的に改善し、自主的に調査したら大丈夫でしたというような話が通るなら、最初から血税を使って調査する必要などまったくなく、業者の自己申告に任せれば良い話になってしまいます。
武蔵村山市は、何度でも抜き打ちでダイオキシン調査を行うべきです。
ましてや、このごみ焼却施設の近隣は、学校給食を作る施設の予定地とされています。
ダイオキシン給食など食べさせられたらたまりません。
早速、法務局に行って、丸二塗装所に関する文書を取ってきて、今、内容をチェックしています。