沿道の人たちは本当にみな嬉しそうな顔をしていました。
両陛下が炎天下の中、窓を開けて手を振っているというのに、黒塗りの後続車の連中は、冷房利かせた車内で涼しい顔をしていました。
「俺様は天皇陛下と一緒だぞ!偉いだろ!」と思っているのでしょう。
高齢の身を押して、沿道に手を振る両陛下の事を少しでも案じたら、冷房利かせた車内でふんぞり返れないはずです。
両陛下にならって窓を開けている後続車は一台もありませんでした。
両陛下が手を振っておられる時ぐらいは多少案じて、窓を開けていてもよさそうなものをと思いました。