武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

道路が寸断された小規模開発

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 市内で行われた開発の現場写真です。
よく見てみると、黒い車の前にコンクリートブロックが並べられて寸断されていることが分かると思います。

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 寸断されている場所はこんな感じです。近隣の方たちから「どうして道路を接続しないのか?」と相談を受け、9月議会の一般質問でも取り上げました。
 さて、質問に至る経緯です。
 「道の幅も高さも一緒。なのになぜ寸断?」と疑問が沸きます。
 実は、この道は私道で、双方の地権者が異なるのです。地権者同士での話し合いでは金額面で折り合いがつかなかったようです。

 行き止まりの道路同士を接続するのだから、市に採納して市道認定してしまったらどうだろうか?と考え、双方の地権者に相談してみたところ、「それなら賛成です。」という事になりました。
 無事、一件落着と市役所に相談に行ったところ、「市に採納するには採納基準があります。この道路は採納基準にあってないのです。」とのこと。どこに問題があるかというと、雨水浸透槽(吸込み)が道路の隣接地の中にあるからダメなんだそうです。「見て見ぬふりとか、うっかり気づかず採納しちゃいましたという訳にはいかないの?」とダメ元で聞くと、「勝手に人の土地に入って今後作業する訳にはいかないじゃないですか!」とのこと。
 結局、道路が寸断される結果となってしまいました。

 「何か良い知恵はないものか?」と思って先日の一般質問で取り上げることにしました。
 特に聞きたかったのは、
 1.まちづくり条例の事前協議で、開発業者にお願いしなかったのか?
 2.私道の補修予算を使えないのか?
 3.道路の隅切り用の予算を使えないのか?

 回答としては、
 1.民間同士の開発なので、事前協議でなかなか言えない。
 2.道路の補修予算は使えない。
 3.隅切りは市道のためなので使えない。

 想像通りの答弁ですが、結局、やりようがないとのことでした。

 実は、道路の接続先の地権者の方は、毎年、市の工事を受注している会社です。9月議会での契約関連の報告にも名前が出ている会社です。ものすごく高い落札率だと感じましたが、議会初日の質疑で、私はあえて取り上げませんでした。
 市も知らない仲では無いわけだし、地権者の方も道路接続を反対しているわけではないと言っています。杓子定規な対応でなくて、「市政のために!」とお願いしたらなんとかなったのではないかと思います。

 今からでも、「なんとかならないのかな。」と思います。