いきなり、五年以下の懲役、若しくは罰金百万円と物騒な事を書きましたが、これは何かというと。
補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律
第二十九条に書かれている罰則規定です。
ちょっと読んでみてください。
第六章 罰則
第二十九条 偽りその他不正の手段により補助金等の交付を受け、又は間接補助金等の交付若しくは融通を受けた者は、五年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
2 前項の場合において、情を知つて交付又は融通をした者も、また同項と同様とする。
なんでこんな話を持ち出したかというと、このブログで何度が書かせていただいている防衛省から武蔵村市小中一貫校の体育館建設への補助金問題があるからです。
しれーっと補助金を出すとこの条文にひっかかるのではと思うからです。
今回の補助金支出にあたって、北関東防衛局が騒音調査に昨年4月に来たことは述べました。
そして、YS-11やP3-Cといった自衛隊機が小中一貫校の予定地上空を90デシベル前後という
滑走路直下と同じレベルの騒音が出たという報告書が出されました。
・しかし、立川基地の滑走路は900メートルしかなく、これらの飛行機は離陸できません。
(どこから飛来したのか?)
・測定場所近隣の都営村山団地は今や高層アパートです。もし事実なら、村山団地に激突寸前の危険飛行が行われたことになります。
(なんで、市は抗議しないのでしょう?)
・そして、なにより、YS-11やP3-Cを見たという話を誰からも聞きません。
(私も見たことありません。)
私は、騒音測定結果が捏造されたのではと考えています。それ以外に理由が見当たりません。
データを捏造して、防衛省からの補助金が出た場合、冒頭に書きました罰則規定に触れるのではないでしょうか?
そして、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律の第二十九条によりますと、補助金を受けた方も、出した方も処罰の対象になります。
すなわち、
武蔵村山市
北関東防衛局
双方が処罰の対象となります。
本当に補助金を出して良いのですか? もらって良いのですか?
市民や、議会で散々問題になったのに、「そんなの知らねーよ!」と補助金を支出した場合、錯誤だったなどと言い訳は通用しません。
懲役5年は本当に長いですよ。2年ほど前、友人で江戸川区議会の田中健さんが「フリーウェイクラブ」(高速道路の料金所で無料通行宣言文を渡す団体)の事で、3ヶ月ほど留置所に入っていました。
彼は別人のように痩せて出てきました。
でも、栄養バランスの取れた食事なので、健康には良いそうです。
「何が一番つらかった?」と聞いたら。
「予算削減で、風呂上りの綿棒が一本支給されなくなった時は泣きそうになったよ。」と言ってました。
たかが綿棒で何故と思ったのですが、留置所では自由も娯楽も無いので、風呂上りの綿棒は至福のひと時だったのだそうです。
話は脱線しましたが、防衛省も本当に補助金出してしまうのでしょうか?
帰ってきたら、「お努めご苦労様」と幹部に登用なんて事は、今どきヤクザでも無いと、宝島文庫に書いてありました。
市民が、武蔵村山市と防衛省を刑事告発するかもしれません。
告発されたらどうしようと、おびえながら送る日々はきっと長いと思います。
北朝鮮が不穏な動きを見せる昨今、貴重な防衛予算をこんな事に使って欲しくありません。