北朝鮮の貿易概況という資料があります。各国の北朝鮮の貿易状況が書いてあります。
ご存知の通り、日本は経済封鎖をしていますので、北朝鮮からの輸入金額は0円です。でも、北朝鮮への輸出品はあるんですね。
今年2008年の1月の日本から北朝鮮への輸出総額は7172万円です。1億円もありません。
主な輸出品は自転車です。多分中古自転車でしょう。
15627台の金額が2677万9千円しかありません。 1台単価約1700円です。
他にも冷蔵庫269台を1038万1千円で輸出しています。
今や、北朝鮮は日本にとって、下取り専門のリサイクルショップのようなものです。
でも、中国・韓国とはそれぞれ年間約2千億円ぐらいの貿易を行っています。
ところで、各国は北朝鮮から何を輸入しているんだろうかと見てみると面白いものを見つけました。
北朝鮮からタイへ人血を輸出しているんです。
北朝鮮からタイへの人血輸出額
2005年度 2.2百万ドル
2006年度 1.0百万ドル
2007年度 1.7百万ドル
見ての通り、毎年定量的に輸出しています。タイへのコンスタントな輸出品は他に板紙などがあります。
逆にタイから北朝鮮への輸出品は米が大きいです。しかし、2006年度の米の輸出はストップしてしまいました。なぜなら、北朝鮮は金を払わなかったからです。現在、タイから北朝鮮への米の輸出は復活していますが、国連機関や韓国が買い付けて北朝鮮に輸出したものです。
タイから北朝鮮への米輸出額
2005年度 35.2百万ドル
2006年度 0.1百万ドル
2007年度 74.7百万ドル
例えて言えば、北朝鮮は無銭飲食の常習犯で、売血をして生活しているようなものです。
タイと北朝鮮の貿易状況だけで判断するのは言いすぎかもしれませんが、万景峰号の阻止などで北朝鮮は金が足りなくなっているのは間違いないと思います。
それにしても、北朝鮮の人血の出所が気になります。強制収容所の人から採血しているんでしょうか?
私が北朝鮮旅行をした4日間のには、当然ですが赤十字の献血車など一度も見かけませんでした。