地平線会議という冒険家というか、探検家の方の講演会に会社帰りに立ち寄ってみました。
地平線会議のウェブサイト
http://www.chiheisen.net/index.html
何で地平線会議を知ったかというと、「秘境西域八年の潜行 」の著者 西川一三さんってどんな人なんだろうかとネットで調べていたら、このサイトにたどり着いたんです。
西川一三氏は、戦争中密命を帯び、ラマ僧に化け、内モンゴルからチベットと西域を調査します。そして、終戦後もアジアを放浪し、終戦から5年後インドで捕まり、日本に帰国します。
「秘境西域八年の潜行」は命がけの潜行なのに、どこか飄々としていて、悲壮感がありません。とにかく、ご一読してみてください。
さて、これだけの事をした西川一三氏、戦後は国会議員や、瀬島隆三のように商社マンをしてバリバリ活動したかというと、さにあらず、どうも、地元盛岡で小さなお店を始めて、お店の主人をしていたそうなんです。このギャップに惹かれ、西川氏が講演したこともある地平線会議をのぞいて見たのでした。
今回は、金井重さんという80歳のおばあちゃんの世界漫遊記といった講演でした。お年寄りでも海外旅行に行く人はいますが、「パキスタンからカイバル峠を越えてアフガニスタンに現地NGOと共に入ろうとしたら、爆弾テロに遭っちゃった。」など、絶妙の語り口で講演されました。
「いやー。世の中には凄い人がいるものだ。FXでやられてへこんでいる私なぞ、鼻くそみたいなものだ!」と思いました。
たまには、政治と無関係な会をのぞいてみると新鮮だし、視野が広がるなあと思ってました。