武蔵村山市のダイエー横にある「比留間運送 伊奈平工場」からでるばい煙被害には、長年、多くの被害の声が寄せられています。
この焼却炉の煙をお母さんのお腹の中で浴びていた子は、生まれた時に、脳に非常に大きな悪性新生物が出来ていて、世界各地から医師が集まり、大手術で命をとりとめたということもありました。それが、ばい煙被害の結果なのかどうかは、公害被害の立証が難しいため分かりません。
東京都多摩環境事務所も市も、「灰」や「錆汁」、「地を這う煙」などのばい煙の被害状況を、「確認」するだけです。この間、何一つ改善されてません!
近隣の市民の苦しみが続くばかりですが、その比留間運送が、多額の政治献金を行っていることが、政治資金報告書からわかりました。
まずは、木原誠二官房副長官の政治資金管理団体「誠心会」の平成29年分の収支報告書です。
比留間運送の代表取締役 比留間久仁男氏が、100万円政治献金をしていることが分かります。同氏は令和元年にも100万円も政治献金していることが確認できました。
同社の登記簿謄本から、同氏が代表取締役ということが分かります。
木原誠二官房副長官には、代表取締役が個人名で多額の献金を重ねていることが分かりました。
それだけでなく、隣町の選挙区になる、自由民主党第25区選挙区支部には、「比留間運送」名で平成26年に6万円を献金して以降、平成27年からは毎年12万円の献金を続けていることも「確認」しました。
地元の超有力支援者の会社だからこそ、ばい煙被害も「確認」だけで終わってしまうのでしょうか?
以前、市議会で、ばい煙被害の質問をした時、公明党議員からは議事が進行できなくなるほどの、口汚くうるさいヤジが飛びました。毎年行われる、比留間運送でのダイオキシン調査にも、公明党や自民党の議員は、ほとんど参加しません。
今回、政治資金報告書を見て、理由が「確認」できたように思います。
今も、市民の方たちが、ばい煙被害に苦しんでいます!
政治資金報告書は、「公益財団法人 政治資金センター」のホームページを見ると、政治家ごとに分けられていて、とても分かりやすいです。いままでは、総務省のホームページを見てたんですが、あいうえお順なので調べきれず、挫折してました。
本当にありがたいです。
興味のある議員報告書を見ると、スポンサーや金の流れが見えて面白いですよ。