12月3日より12月議会が開会されました。議会初日は、市長報告や、一般会計の補正予算などが審議され、たいてい1日で終わります。しかし、今回は、つみき保育園を指定管理者にするという議案が出て紛糾。2日間丸々かかりました。
私は、市長報告にあった、小中一貫校村山学園プール新築工事について質問しました。
予定価格 1億1960万円のところ、淺沼組が1億1900万円で特命随意契約で落札した案件です。
本来、随意契約は地方自治法施行例167条の2により、130万円までとなっています。やむにやまれぬ理由があれば随意契約でも可能なのですが、やむにやまれぬ理由などあるのでしょうか?
随意契約にした理由を問うたところ
・競争すると不利である。
・施工場所が狭い
・工期が厳しい
・運動場が狭くなってしまう。 など等でした。
このような理由で、約7億5千万(予定価格)の小中一貫校体育館工事を最低制限価格からたったの5千円差で落札するという、神懸りというか仏様のご加護があったかのような奇跡を見せつけた浅沼組が落札しました。
前回は、予定価格の85%(この数字は未だに非公開です。ただ84.2%で失格となった業者さんがいますので85%以外にありえません。)にぴったり貼り付けた数字でしたが、今回は、予定価格の上限いっぱいいっぱい、1億1900万での落札です。
市の答弁では、「予定価格を淺沼組が事前に知りうることはありえない。」という事でした。
淺沼組の積算能力が高いので正確な積算が出来ているのだと言いたいようでした。
私は、「これは石川遼選手が目隠しをして、ホールインワン連発するようなものではないか!」と思わず口にしました。
積算能力の高さでは説明しきれない入札結果ではないでしょうか?
宝島文庫の「談合は本当に悪いのか」という本によると、建設単価があいまいな理由は、下請けの職人さんの賃金が社会情勢により大きく変動するからだと書かれています。
積算能力の高さは、言うなればフェアウェイキープ率やパーオン率を上げる事にはつながりますが、ホールインワンとは土俵が違うんです。
常識では考えられないような結果が起こる武蔵村山市の入札。
超能力者のスプーン曲げか、ミスターマリックの超魔術を見るようです。
私は、武蔵村山市の入札は超魔術(マジック)ではないかと思ってます。
マジックなら必ずネタが隠されています。