7月2日に、ウイグルでの中国共産党による核実験の被害を世界に発信されている札幌医科大学の高田純先生を囲んで、日本シルクロード科学倶楽部の会合が行われました。
数日前から暴動が起きているウイグル地域では、過去46回もの核実験が行われています。
中国共産党による核実験の特徴は、住民の隔離などを行わなかった点にあります。
そのため、実験当時、「神を見た!」と言うウイグル人がいた程です。これは、核爆発の閃光を見たと言う事です。高田先生の話では、ホータンでその証言が得られたという事です。
ホータンは、敦煌から多少東よりの場所です。ホータンのあたりは、以前、中国を旅した時に、「せっかくだから、現地の人に混じって軟座(三等車)に乗ろう。」と鉄道に乗った所、洗面台の上まで人が乗っかる程の大混雑。結局、12時間立ちっぱなしで、「もうギブアップ!」と途中下車したら、不審者と思われて警察に事情聴取を受けた経験がある思い出の場所です。
「中国人は、上手にひまわりの種を食べるなあ!列車の窓から何でも捨てちゃうんだなあ!」とフラフラしながら一日大平原を眺めていた記憶があります。
話はそれてしまいましたが、高田先生のお話では。
中国共産党による核実験は、1996年まで行われていたこと。
被爆した場合だいたい10年以内に発症すること。
主な病気は次の4つ。
・甲状腺がん ・白血病 ・肺がん ・悪性リンパ腫
中国共産党の核実験は、風が北京に向いていない時だけ行われたため、カザフスタンでも核実験の影響の甲状腺がん、白血病などが発症してしまっている。最近まで核実験を行っていた影響で、70年代80年代生まれの若い人達まで被害が出ている。
長年の核実験での死亡者は75万人にも及んでいると思われること。NHKのシルクロード取材班は核実験場の間際まで行っている事。そして、なんと取材班の中には白血病で亡くなっている方もいるという話をうかがいました。
NHKのシルクロードの影響で日本人が大挙して観光に訪れたが、観光客の健康被害が非常に心配だとおっしゃってらっしゃいました。まさにNHKの大罪です。
「あのー、私も行ったことがあるのですが。それも、運転手を頼んでちょっと奥の方まで行ったのですが?」と不安なのでうかがってみたところ。
「2000年頃なら、実験が終わって何年か経っているので大丈夫でしょう。」との事で一安心しました。
ウイグル人の留学生の方からラグメンを振舞っていただきながら、和やかに会は終わりました。
皆で記念写真を撮ろうという事になったのですが、ウイグルの人達は「一緒に写真は撮れません。」と申し訳なさそうに写真を断りました。
この会に参加していた事がばれたら、国に残っている家族や親戚が、中国共産党から何をされるか分からないのだそうです。
別れ際、「ウイグルの事を思って集まってもらって本当にありがとうございます。」と何度も何度も頭を下げてくれました。
いままで、NHKのシルクロードなど、中国共産党のPRばかりで、現地での人権弾圧など一切報道されてきませんでした。いろんな記者が高田先生に取材をしても、掲載はされないという事が続いて来たそうです。
でも、今週号の週刊新潮に、高田先生の中国共産党の核実験の記事がついに掲載されました。
一人ひとりのちょっとした行動が人権弾圧・独裁政治の中国共産党を崩壊させます。
その、第一歩が今週号の週刊新潮を読む事です。
胡 錦濤もサミットに出れずに帰国しました。
時代は確実に動いています。頑張りましょう。