久しぶりの投稿になります。昨年も嫌がらせ捜査を受けて、フェイスブックの方を使っていました。検事から、そっちなら良いと言われたので。
オリンピック工事で、現場労働者のために、建設業退職金共済がきちんと行われているか情報公開をしてみました。政治力と金力で嫌がらせ捜査をさせるあのゼネコンがまともに掛け金を払っていないのは良そう通りでしたが、
スーパーゼネコンまで、軒並みまともに共済掛金を払っていない実態がわかりました。
東京オリンピックまで、あと800日。急に暑くなった今日も、オリンピックの工事現場では、現場労働者が将来の退職金の積立金をピンハネされているおそれがあります。いうまでもなく、共済掛金は、建設予算の中に含まれています。そして、仮に予算額ほど使用せず、余ったら、その金は元請けゼネコンの懐に入ってしまいます。
いうまでもなく、オリンピック工事は、私たちの血税です。
以下、情報開示で出て来た資料です。
すでに完成した、武蔵野の森総合スポーツ施設工事での、建退共の加入届です。注目していただきたいのは、契約金額が71億9千万もする工事ということです。超大手のスーパーゼネコンが受注しています。
本来、どれぐらい証紙を購入するべきなのか?計算のフォーマットです。1枚目を見てください。Cの「加入労働者が分からない」にマルがついていることがわかります。
2枚目を見てください。加入労働者数が分からない場合の証紙購入枚数の計算式です。このスーパーゼネコンは、約4万2千枚、1300万円余りの証紙を購入しなくてはならないと、自ら答えをだしています。
しかし、欄外に、今回2000枚と書いてあり、事実、たったの2000枚、62万円分しか購入していません。必要な証紙のたった5%弱です。
現場労働者に、きちんと、証紙が渡っていますか?
こんなことをしていたら、そりゃそうです!
「大手なので、企業としての退職金制度があるので、建退共加入者が少ないのです」という言い訳が聞こえてきそうですが、100歩譲っても、
たったの5%弱しか必要としないことにまでなりますか?
昨日、開示を受けた時、あまりにひどいので東京都の担当者に問いただしてみました。
「追加で購入したのではないでしょうか?社内で残っていた証紙を使ったのではないでしょうか?」などと言い訳をしていました。
「追加購入したなら、東京都に報告が来ますよね!東京都は現場労働者にきちんと建退共の証紙が渡ったか、確認していませんよね。」などなどと言うと、下を向いてしまいました。
武蔵野の森の工事はすでに完成し、終了しています。取り返しがつきません。
昨日、現在工事中のオリンピック施設の分も開示をうけましたが、まともに証紙を購入していたのは、地場の業者が請け負った、小さな工事だけでした。他も少ししか購入していないとは言え、5%弱というのはなく、結構ばらつきがありました。
役所は、厳しくチェックし、建設現場労働者をしっかり守るべきです。