今日は、朝鮮大学にて、朝・日学生フレンドシップフェアが開催されました。
日本市民も気軽に参加できる(朝鮮新報)と確かに書いてありますよね。
http://www.korea-np.co.jp/sinboj/
11時ごろ待ち合わせという事だったのですが、早めに行って、先に屋台で何か買ってつまんでいようと思いながら、自転車置き場で自転車を止めていると・・・・
職員らしき中年男性が寄ってきて・・・
朝大職員「帰ってください。ブルーリボンを付けているような人は帰ってください!」と入場拒否をされました。
「日朝友好のためには拉致被害者救出はどうしても必要な事ではないですか。なぜブルーリボンが駄目なのですか?」
朝大職員「政治的な事は駄目なのです。」
「友人と焼肉を食べて、踊りを見て帰るだけです。政治的な事はしないですよ。では、ブルーリボンを外したら入場できますね。」
朝大職員「ブログを見ました。ブルーリボンを外しても駄目です。」
元々私は、入場拒否するブラックリストに入っていたようです。
「以前は、ブルーリボンを付けても入場できたし、私の事を知っていれば会場内で暴れたり邪魔したりする訳でないことが分かっているのに、なんで駄目なのですか?」
朝大職員「あなたの趣旨と私どもの趣旨と違うからです。」と、お祭りのテーマ「ここ(KOKO)から始まるウリミレ」を示しました。ウリミレ(私たちの未来)というなら、まずは拉致被害者救出と北朝鮮の人権弾圧でしょう。
「趣旨が違うと言うが、どのように違うと言うのですか?ところで、私の趣旨とは何でしょうか?」と聞いてみても、当然帰って来ず、「帰ってください。」と言うだけです。
また、「今まで朝大(チョンダイ)のお祭りは入れてくれていたのに・・・」と言ったところ、「チョンダイは差別用語だ!」と怒られました。「早稲田大を早大、明治大学を明大というのと一緒ではないですか。」と言ったのですが、差別用語なのだそうです。知らなくて申し訳なかったと謝りました。
朝鮮大学校を(チョンダイ)と略すのは止めましょう!
朝大職員からは、「あなた市議会議員なのにそんなことも知らないのか!」と言われましたが、本当に知りませんでした。チョンダイという言葉が差別用語と知っている人の方が少ないのではないでしょうか?
細かい話ですが、こういう言葉遣いをすると傷つくという事を学ぶためにも入場させてくれても良かったのではないでしょうか。相互理解の第一歩だというのに。
「また、明確な理由も無く入場拒否をすることこそ、私に対する差別ではないですか?」と問うたのですが、全く答えてくれませんでした。差別論は得意かと思ったのですが。
そんなことをしているうちに、日本季節文化研究会の吉田さんや、日本の未来を考える会の高橋さんから、「どこにいるの?」と電話が掛かってきました。
「ブルーリボンを付けてたら入場させないと言われてます。」みなさん、黙って入れば良いのに、私の方に来るので結局全員入場拒否となりました。ブルーリボンを付けていない人がいたにも関わらず。加藤君はRENK 救え!北朝鮮の民衆/緊急行動ネットワークのジャンパーを着てきているというのに。
私たちが入場拒否となる理由をきちんと説明して欲しいと紳士的に話していたところ・・・
警察官が3名こちらにやってきました。誰が呼んだのか教えてくれませんが、朝大で騒動が起きていると言われて駆けつけたとの事。「普通に話し合っているだけなのに、これが騒動なのでしょうか?」と問うと、「確かにそうですね。」と警察官も困った顔をしていました。
警察官から「ちょっと、外で話をしましょう。」と言われたので、外に出ることにしました。
私は、政治弾圧!人権侵害!などと罵声を上げたりしない良識的な日本市民なので、きちんと指示に従います。
と言うわけで、日本市民も気軽に参加できるはずだったのに、入場拒否と相成りました。
すごく楽しみにしていたのに、本当に残念でした。
しばらく、朝大の門にて、警察官から事情聴取を受けていたところ・・・・
「ブルーリボンを付けているからと言って入場拒否とは何事だ!!!!!」、「横田めぐみさんを返せ!」と日の丸と横断幕を掲げたデモ隊がやってきました。小平駅で、イベントのビラ配りをしていた「在日特権を許さない市民の会」の方達が入場拒否の話を聞いて駆けつけたとの事です。
在日特権を許さない市民の会
http://www.zaitokukai.com/
在特会 桜井会長の大演説会が始まりました。「工場を作りますと近所の人を騙して、学校を作って・・」と朝鮮大学の歴史を紐解きながら、北朝鮮の不正や在日特権について大演説!
YOU TUBEなどで、桜井会長が演説しているのは見たことがありますが、初対面です。「よく勉強している人だなあ。」と感心してしまいました。
「学生さんたちも反論しなきゃ!」と朝大の学生たちに言ってみたのですが、何一つ反論出来ないようでした。
あんまり盛り上がってしまったので、困った警察官が、「先生、止める様に言ってもらえませんか?」と言われましたが、私が呼んだ訳でなく、共通の知人はいても桜井さんと面識ないし・・・。
演説も一段落し、私たちが帰らないと警察官の方達も帰れないとの事で、校内から漂ってくる焼肉の香りに、後ろ髪を引かれる思いで帰る事にしました。
警察まで呼ばれるというびっくりするような事態となりましたが、朝鮮大学の関係者が立派だったことは、紳士的な態度には紳士的な対応で返してくれたことです。
さして、声を荒らげる事もなく、当然、暴力を振るうというような事もありませんでした。
日朝フレンドシップの第一歩であったと思います。
でも、断りも無く写真をバシバシ撮るのは失礼です。時事通信の記者だと言い張っていましたが、取材の腕章も付けずに小さなデジカメで写真は撮らないでしょう。おまけに、記者なのにコメント一つ取らないし。名前も名乗らないし。
せっかくの信頼関係も、ちょっとした嘘で全部駄目になります。