武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

父親たちの星条旗

 午前中、デエダラあーとフェスティバルに出席してきました。ミニSLなどが走って中々良いお祭りです。
 帰宅して、テレビをつけたら、映画「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」の事を放送してました。
 クリントイーストウッドが日米双方の視点で監督した映画との事なので、日本を視点にした方は見に行こうかと思ってました。どうせ、アメリカの視点の方は日本人を悪者にして面白おかしく描くんだろうと思ったからです。テレビを見ると、硫黄島星条旗を揚げた兵士のその後の話だとの事で、興味が湧き、映画館に足を運びました。
 作品は、現在と過去、戦場と兵士のその後と、時間と場所がが場面ごとに行ったりきたりするのですが、全然混乱することなく、登場人物一人一人の苦悩が描かれていて、深く考えさせられます。
 あとで、脚本を書いた人を確かめたら、今年のアカデミー賞の「クラッシュ」の監督・脚本の人でした。「クラッシュ」はロサンゼルスを舞台に様々な人間模様を描いた映画でした。この脚本家は天才ではないだろうかと思ったのですが、硫黄島を描いても、さすがの一言です。

 映画は大変良かったですが、テレビの宣伝を見て感じるのは、「戦争はしてはいけないと思いました。」とか、「平和を守らなくてはいけないと思いました。」とか、ものすごく単純な発想のコメントばかりが、流れる事です。多分、戦後平和教育の弊害なんでしょう。

 「白の反対が黒」、「平和の反対が黒」と単純に2分した発想におちいってます。ゾロアスター教のようです。

 今の日本は、本当に平和なんでしょうか?

 何百人もの日本人が北朝鮮工作員に拉致をされて生存の確認すらできません。加えて北朝鮮からは軍事目的に開発された不審船で工作活動を行っています。ノドンミサイルは日本に向けられています。

 戦後、李承晩が勝手に線を引っ張って、竹島は韓国に占領されました。東京ではほとんど報道されませんでしたが、日本海では日本の漁船が韓国船にひき逃げに遭い、命を落としてます。

 北方四島終戦ソビエトに占領されました。

 中国は、全く根拠も無いのに、尖閣諸島の領有権を主張しています。潜水艦は平気で領海侵犯しています。

 日本は平和ではありません。かと言って、戦争状態でもありません。

 「平和でないが、戦争はしていない。」というのが日本の今の状況です。

 「平和と戦争」の両極面しかないと考えている大馬鹿者達が、「戦争へ続く道だ!」、「戦争に近づいた!」などと何かあると騒いでいるように思います。
 いわゆる反戦平和主義のプロ市民による勘違い市民運動が作りあげた、社会認識の弊害です。
 まともな認識があれば、
 日本人拉致事件の解決がこんなに長引く事がなかったのでは?
 日本の領土が他国に占領されるような事にはならなかったのでは?

 反戦平和という主張はしごく真っ当だと思いますが、まともな認識を持ってもらいたいものです。