武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

南モンゴル 独立デモ

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 南モンゴルの独立デモが開催されましたので、参加してきました。
 
 南モンゴルというと聞きなれないかもしれませんが、中国の内モンゴル自治区と呼ばれている地域の事です。
 
 モンゴルはチンギスハーンの時代に史上最大の帝国となりましたが、現在は、ソ連崩壊後、民主化を経て完全な独立を果たしたモンゴル国と、中国に統治されている内モンゴル自治区南モンゴル)、また、ロシアのブリヤートと分割されてしまっています。
 大帝国の名残でユーラシア大陸各地にモンゴル人は住んでいます。チベットをはじめとして、チンギスハーンの末裔と称する人がオランダにまでいたりします。
 世界史に燦然と輝く偉大な帝国ですが、今は、大国ロシアと中国の緩衝地帯となり、政治的に非常に難しい舵取りを迫られています。
 ソ連の衛星国であったモンゴル共和国(外モンゴル)では、ソビエト支配による粛清の歴史が、南モンゴル内モンゴル)でも、民族浄化が行われ、非常に悲しい近代史を持っています。
 
 中国共産党支配下の中で独立を訴える事は、まさに命がけです。故郷に残した家族や友人が粛清されるかもしれず、帰国したら、即逮捕、長期刑ではすまないかもしれません。「二度とふるさとに帰れない!」。そんな覚悟で南モンゴルの人達は独立をもとめ立ち上がっています。
 
 私も急ですが、挨拶をたのまれましたので、こんな話をさせていただきました。
(実際は、弁舌さわやかには程遠い挨拶でしたが・・・)
 
  ツァエンバイノー  (こんにちは)
ミニーネル アマメイシヨウイチロウ(天目石要一郎と申します)
 
※ これ以上のモンゴル語は無理なので、これからは日本語
 
 南モンゴルと中国は全く別だと思います。私はモンゴルを旅した時に、「中国人か?」と中国語で話しかけられたので、「日本人だ」とモンゴル語で答えたら、にっこりと笑顔で返された事があります。モンゴル人に聞くと、モンゴル人は中国が大嫌いなんです。モンゴル人は「中国人みたいだ。」と言われるのを本当に嫌がります。モンゴル人にとって最大の侮蔑の言葉は、「中国人みたいだ。」と言われる事のようです。
 にも関わらず、南モンゴルが中国に支配されている現実は、いろんな意味で大変な事だと思います。
 
 ※掲げてあった南モンゴルの旗を見て、「あれ?」と思った事があり・・・・・
 
 南モンゴルの旗が掲げてありますが、旗の中心に描かれているものをソヨンボと言います。でも、このソヨンボ、モンゴル国のソヨンボとちょっと違うようです。モンゴル国の国旗では、月の下に、陰陽の丸が描かれて、その周囲を長方形が囲うようになっています。
 この陰陽の丸は、モンゴルの魂であり、モンゴル自身であり、周囲の長方形は壁を意味しています。すなわち、全力で国を守るという事を意味します。
 南モンゴルの旗には描かれていません。だから、国を奪われてしまったのかも・・・
 
 ※ しまった、余計な事を言ってしまった。どうしようと思いながら・・・・・
 
 今日、お集まりの皆さん。私たちで、モンゴルの魂を守る壁となりましょう。
 
 ※ なんとか、リカバリーし、これ以上余計な事をいうと、またドツボにはまってしまうので・・・・・・。
 
 バイルッラー(ありがとうございます。)
 
※なんとか、終わった。終わったと。
 後で、支援者の方から「天目石さんのモンゴル語、発音がきれいだと目を丸くして驚いてましたよ。」と褒められました。
 実は、モンゴル語でモンゴルと上手に発音できないのに・・・・・・。
モンゴルのルが、グとシュの合わさったような音で非常に難しいのです。当然、カタカナでかけません。
 お世辞でも褒められると、モンゴル語を頑張ろう!と思いました。
 
 
 
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  こちらはモンゴル国の国旗です。
 
 今日のデモは、なんと2~300人もの方が集まりました。2年前、ウイグル支援デモをきっかけに、ウイグル独立運動が盛り上がっていったように、今日のデモをきっかけに、南モンゴルの支援が盛り上がってゆくことと思います。
 
 実際、独立への道は長く険しいですし、南モンゴルとして独立を求めるのか、モンゴル国との統一を望むのか、見えてない点もありますが、多くの人が内モンゴルの状況に関心を向けることで、中国共産党の圧政への牽制になると思います。