思わず目を疑ってしまう、土地登記簿です。根抵当権設定と根抵当権設定仮登記、合わせて950億円も!
これは、モノレール立飛駅前にある、真如苑の巨大な教団施設、応現院の土地登記簿です。土地所有者は、立飛リアルエステート。
宗教施設だからと固定資産税を免除にしようとすると、立飛リアルエステートは、真如苑にタダで土地を貸さなくてはいけません。以前、立川市に、この場所の固定資産税免除の申請書類の情報公開請求をしたところ…。
「非開示」と返事がきたので、立飛リアルエステートが固定資産税免除を受けているのは明白です。免除申請していなければ、「不存在」と返事がくるからです。
さて、この真如苑の巨大教団施設のある土地の登記簿を取ってみました。そうそうたる金融機関の抵当に入っていることがわかります。
その金額たるや、根抵当権設定分で、356億円!
令和3年の根抵当権仮登記分が、274億円!
令和5年の根抵当権仮登記分で、320億円!
合計 950億円にもなります。
ちなみに、根抵当権設定の登録免許税は、1000分の4なので、356億円だと、1億4240万円。仮登記分の登録免許税は1件1000円です。
根抵当権ですから、950億円がイコール借金の額にはなりません。でも、令和5年に追加で根抵当権仮登記をしているところをみると、それ以前の借金は、ほぼほぼ限度額いっぱいになっているのではないでしょうか?
真如苑って、立飛にとって、1000億円近くの借金をしてまで、ご利益がある教えなのかもしれません。ありがたやー。
冗談は、さておき、現在、立飛ホールディングスは非上場化してしまい、株主構成が分かりません。でも、MBO以前は、立川飛行機のグループ企業の大株主が真如苑でした。おそらくは、現在も大株主だと思われます。
もし、上場していたら、「1000億円も借金してまで、タダで真如苑に土地を貸すとは!どういうことだ!」と株主代表訴訟を起こされることでしょう。非上場化もさもありなんと思えます。
真如苑って、立飛にとって、固定資産税逃れの隠れ蓑に見えてしまいます。
あと、真如苑様は、武蔵村山市に毎年100万円もの高額の寄付をしてくださっています。ありがたやー。