武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

公共施設有料化 半年延長の議案の賛成討論

 12月議会が昨日から始まりました。9月議会で決まりました公共施設の有料化に対して共産党から、半年延長すべきという議案が提出されました。
 私のところにも公共施設の有料化について多くの市民の方から意見や質問が寄せられます。受益者負担の原則というのは分かりますが、有料化による市の収入は年間800万円弱と試算されています。市からみたらわずかな金額です。でも、年金暮らしの方たちが有料化でサークル活動などを控えるようになったら大事です。
 高齢者の方たちが出来るだけ活発に活動してもらえば、それだけ健康寿命も延びます。お金の事を出して恐縮ですが、医療費や介護費用の負担も減ります。有料化はむしろ悪影響を及ぼすと思ってます。
 それでも財政的に厳しいというのなら、感染症研究所のBSL4稼動容認を締結するときに、「厚労省に地域の健康増進のために予算措置しろ!」と言えば簡単に出たはずです。何で一つも要求をしなかったのだろうか?と疑問に思います。
 国には見返り無しで稼動容認して、市民には公共施設有料化とは、ゴマすり役人根性というか奴隷根性を垣間見る気がします。
 今は、地方分権の時代なのに。
 
 共産党の有料化半年延長の提案に、私は賛成をしました。この提案には民主党2名も賛成しました。民主党に対して、「有料化賛成しただろう!」と野次が飛びました。
 安倍総理が消費税増税延期したことと一緒ですので、あまりに的をついていない野次にあきれました。
 本来、今回の共産党の提案は、自民・公明の市長応援団が「市民の納得が得られないから半年実施を延長してくれないか?」という一言で簡単に実現できたものです。スケジュールの前倒しは難しくても、後回しは簡単に出来ます。
 

     討論原稿

議員提出議案第17号  武蔵村山市立学校施設使用条例等の一部を改正する条例の一部を改正する条例に対して、賛成の立場から討論をする。
 

 来年の4月より、公共施設の使用料有料化が決まったが、多くの市民の方から問い合わせやさまざまな意見が寄せられてきている。市としても、112日から11日にかけて6回ほど説明会を実施し、558団体、695名もの方々が参加し、多くの質問が出ている。市民の皆さんから理解を得るには、さまざまな質問や意見に対して、「持ち帰って検討します。」というだけではなく、「検討した結果こうなりました。」という結果を示して初めて理解が得られるものではないだろうか?

 「市議会で決まりました。一通り説明会も開いて意見聴取しました。」という現状では、市民の納得は得られていないと思われる。現に、説明会に参加したが納得が行かない市民の方たちからさまざまな思いが寄せられている。議場に集う、多くの議員の方たちのところにもそんな声が届いているのではないかと思われる。

 市民の方と意見のキャッチボールをして、形にしていくには何度も説明会を開催するべきである。そのためには、半年ほど有料化の実施が遅れるのはいたしかたないのではないかと思われる。

 また、有料化に合わせて、予約システムも導入されるが、約5000万円もかかる予約システムだが、半年遅らせることで初期不良などが起きないように検証する事も出来る。また、急いで間に合わすなど無理をする事による開発コストの上昇なども抑えることが出来るのではと期待できる。また、開発費の無駄を検証する時間も出来る。半年延期することによる減収分以上に、開発費の削減を行えば、市の財政にも影響も与えず、市民方々の理解を得る時間も作ることができる。

 このような点から、本案に対して賛成の立場を表明させていただく。