武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

視察報告書。

 10月の6日から8日にかけて、武蔵村山市議会厚生産業委員会の行政視察に行ってきました。
 行政視察というと、埼玉県議会が東南アジアで買春してたり、千代田区議会が石垣島でゴルフをしたり、ナンパをしたりというのがテレビで放送されているので、「どうせ物見遊山の大名旅行してるのだろう。」と思われているかもしれません。
 私も、友人の野沢千代田区議が連日テレビで放送されているのを見て、びっくりしました。初めての選挙は次点で落選して、2回目の挑戦で確か最下位当選という、選挙で苦労していた人だっただけに声もでませんでした。 

 さて、今回の視察先は、三重県亀山市、同伊賀市、同伊勢市でした。

 亀山市では、「IT活用による亀山市エンパワーメントプラン」など

 伊賀市では、「伊賀市バイオマスタウン構想」など

 伊勢市では、「ふるさと未来づくり 地域内分権」など を視察しました。

 「など」と書いたのは、せっかくなので、それ以外の事も視察で説明してもらったからです。
例えば、亀山市では、シャープ誘致の話、伊賀市では議会基本条例の話などです。

 こんな会話がありました。
「シャープ誘致に県は90億、市は45億も予算をかけたんですよ。」と亀山市

「表に出せないような予算づけを行ったって、元県職員に聞いたんですが、どう使ったんですか?」と私。

 「・・・・・・・」亀山市無言。いやーな空気が流れました。にも関わらず。

 「亀山市って、北川知事の国会議員時代の選挙区ですか?」と私。

 「・・・・・・・・。そうです。」と一言 亀山市

 「ありがとうございました。」と明るく感謝する私。

 視察後、「参加者全員、視察の考察をA41枚程度提出するように。」との事でしたので、次のような文章を提出してきました。私は亀山市の視察の考察をすることになりました。各々、1つの市について考察することになりました。
 
 この程度なのと思われるかもしれませんが、参加者全員の報告をまとめたり、他の委員会の報告書と揃えたりという事をすると、さして長い考察ではありませんが、視察報告書に3行も採用されれば良い方だと思っています。
 情報公開などで、議会の視察報告書を読んで、「この程度の報告書を書くために議会は行政視察に行っているのか。」と思われるかもしれませんが、それぞれの意見の落としどころを調整すると当たり障りの無い文言になってしまいます。


           亀山市エンパワーメントプランについて
                                 天目石要一郎

 亀山市エンパワーメントプランは平成20年から24年にかけて実施される事業である。
エンパワーメントという言葉に込められた意味は以下の3点である。

地域全体を力強く発展させてゆく。

市民に権限を委譲してゆく。

市の権限を拡大し、地方政府として自立してゆく。

以上の3点を実現するためには、ITを積極的に活用してゆこうというものである。まず亀山市の担当者から、「この計画はスタートしたばかりなので、武蔵村山市さんの方が進んでいる面もあります。」と説明を受けた。そこで、亀山市武蔵村山市のホームページを比較すると、武蔵村山市のホームページには一番目立つ部分に市民の声欄が設けられている。一方、亀山市のホームページには市民の声欄に相当するものはまだ出来ていない。武蔵村山市は第2次武蔵村山市情報化基本計画を策定し、平成18年より平成22年の予定で鋭意推進している。計画の内容は亀山市エンパワーメントプランと重なる部分が多いのだが、第2次武蔵村山市情報化基本計画では、「行政も市民もIT活用をしてより良いまちをつくりましょう!」という考え方まである。ITは市民に権限を委譲するための道具という発想まではない。
 三位一体の改革地方交付税が大幅に削減されるなど、地方自治体を取り巻く環境は年々厳しくなっている。「市民への権限委譲」とは、「安上がりの行政」の実現と読み替えられる時が往々にしてある。武蔵村山市情報化基本計画に遅れること2年、亀山市は、ITを活用して「安上がりの行政」と言われる領域まで踏み込んだプランを作って推進しつつある。シャープ誘致によって不交付団体になった亀山市と比べ、三越の撤退が決まるなど、はるかに厳しい状況に本市はある。今後、第3次武蔵村山市情報化基本計画を策定するにあたっては、亀山市以上により具体的に効率的な行政を描かねばならない。
また、実現しなくてはならないと考える。