武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

小中一貫校って誰が通うの?

 さて、今日、議会だよりが配布されました。6月議会での私の一般質問でのやりとりも掲載されています。
 一般質問でのやりとりなど、ブログで書かなければといつも思っているのですが、市政の事は考えて頭を整理してまとめているうちに日が経ってしまい、何も書かないうちに次のテーマに市政は移ってしまいます。

 今回の6月議会でやはりこれは変だ。質さなくてはと考えたことは小中一貫校についてです。

 武蔵村山市では平成22年4月開校を目指して小中一貫校建設計画を進めています。
内容は第2中学校と第4小学校を一体化して、小中一貫校にするというものです。
総予算は約15億4千万円との事です。

 私は次のような事を質問しました。

 ①小中一貫校の規模

 ②各中学校区の住民基本台帳上の新入生該当者と実際の入学者数。


 ①の小中一貫校の規模ですが、答弁では647人を見込んでいるとの事でした。でも、2中も4小も市内で最も規模の小さい学校で、生徒数の平成25年の予測では両校あわせて生徒数は約400人しかいません。

 さて、どこから後250名を集めてくるのでしょうか?

 そこで、②の質問をしました。武蔵村山市内の中学生の流動性が見えてくるからです。流動性が高ければ小中一貫校に遠距離通学をしても通う可能性が出てきます。

 ②の答弁です。

      台帳上予定者    実際入学者
 第一中学校 187人      115人

 第二中学校 67人        34人

 第三中学校 68人        94人

 第四中学校 95人       168人

 第五中学校 225人      213人

 となっています。第四中学校の実際の入学者が非常に多いことがわかります。実際、第四中学校区と第2中学校区は隣接していますので、第二中学の学区の生徒が、たくさん第四中学に入学していることがわかります。
 実は、昨年学区の変更があり、第二中学の学区が拡大されています。以前は、第四中学の台帳上予定者になるはずだった生徒が第二中学の台帳上予定者に含まれています。その数字が67名です。
 この事でわかるの事は、市役所が学区を変更したところで、兄弟や友人のいる学校に生徒は入学したがるということです。通学に楽な近所の学校に入学したがるということです。

 とてもじゃないですが、250名も小中一貫校に入学する生徒がいるわけがありません。
小中一貫校だけ、特別の教育をしたりすることも無いのですから。

 「一体どうやって、生徒を集めるんですか?」

 「生徒が集まるのですか?」といくら聞いても、生徒が集まるような回答は得られません。

 一般質問の後日、小中一貫校に関して、市議会全員協議会が開催されました。小中一貫校では遠距離の生徒は自転車通学を認める方針です。

 しかし!!!

 「図面に駐輪場が書いていないんですけど・・・・」

 遠距離通学の生徒なんてハナから想定していないじゃないか!

 本当に15億円で出来るんでしょうか?追加工事がバンバン出るような事になりはしないでしょうか?

 実は開校時647名と想定していますが、学校の規模は最大1200名を想定しています。

 このままでは、400名程度の生徒のために、1000人分の用意をした学校が誕生します。


 さて、開校の平成22年4月のたった1ヵ月後は、武蔵村山市長選挙!

 ちょうど、15億円の公共事業のおかげで関係者の皆さんの懐が暖かい頃です。

 この小中一貫校を強力に進めている政党はどこでしょうか?
 
 この小中一貫校を強力に進めている議員は誰でしょうか?

 寒いのは、一般市民の未来ばかり。