下記は、減額修正案を議会で説明した時の説明資料です。武蔵村山市のごみ収集業務委託は、理解不能な程、甘い積算で予算がつけられている事が分かってもらえると思います。ちなみに、武蔵村山より人口が多い国立市でも約2億7千万円で行ってます。予算が甘くなりがちな革新自治体よりもはるかに金がかかっているって一体どういうことなのでしょうか。
市民を泣かせても、比留間運送・荒幡商事への特命随意契約は絶対に変えないし、予算も据え置くんだそうです。
予算修正案の算出方法
議会の審議の中で明らかになった訂正が必要な部分の数値のみを直して算出しました。
1.訂正する数値
① 燃料費用
・ 実績に合わせ、軽油1リットル当たり3キロ走るとしました。
・ 実績と過積載防止を勘案し、1台あたり1日45キロ走行するとしました。
・1日当たり15リットルの軽油を使用という数値が出ました。
② 車両代
・ 償却期間が4年ですので、4年を経過した車両の車両代は計上していません。すでに車両代 は支払い済みのためです。
・ 2トン平ボディ車 要車両代 6台中1台 17%
・ 3.5トン塵芥車 要車両代 15台中7台 47%
③ 稼働率
・契約台数19台 一日平均稼動台数は16,17台 85%
2.世帯数
・団地 4197世帯(予算説明資料に基づく)
・ 団地外 23078世帯(予算説明資料に基づく)
・ 事業所数 837事業所(平成19年度歳出予算復活要求書に基づく)
3.ごみ収集業務委託の計算方法
・武蔵村山市の積算方法と同じように計算しました。
① 2トン平ボディー車、3.5トン塵芥車それぞれ、車両1台当たりの1ヶ月総経費を算出
②①の数値を基に、世帯割単価を算出
③総費用を、塵芥収集委託料算出資料の算出方法に基づき、①・②の数値を当てはめて算出
※ 予算の積算なので、昨年度の落札比率は考慮していない。(平成18年 約96%)
上記の方法で実際に計算してみます。
① 車両費用の算出(塵芥収集運搬業務委託算出資料(減価計算書)による)
1. 2トン平ボデー車
単位月/円
直接費 間接費 諸経費 総経費
訂正前 1,281,931 152,811 69,565 1,502,335
訂正後 1,174,145 152,811 65643 1,392,599
2. 3.5トンパッカー車
単位月/円
直接費 間接費 諸経費 総経費
訂正前 1,366,367 152,811 67,593 1,588,743
訂正後 1,254,593 152,811 67,365 1,474,769
② 世帯割単価の算出(塵芥収集運搬委託料(世帯割単価)による)
世帯割単価は、収集車の1ヶ月あたり車両費用と世帯数から算出します。
ここで、稼働率(85%)を加味します。
単位月/円
3.5トンパッカー車 2トン平ボデー車 世帯単価
団地外 ①553 ②305 ①+② 858
団地内 ③509 ④281 ③+④ 790
③ 総費用の算出
※世帯数は予算説明資料による
A 団地内 4197世帯 ×790(世帯単価) = 3,315,630
B 団地外 23078世帯 ×858(世帯単価)= 19,800,924
C 事業所 837事業所×466(予算復活要求書による)=390,042
(A+B+C)×12ヶ月×1.05(消費税分)=296,183,110
平成19年度塵芥処理収集委託業務費 修正後金額
296,184,000円
予算原案では348,764,000円