武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

李登輝講演録 その1 安倍政権について 2013.12

 天目石さん、李登輝学校の代表として李登輝さんの話を聞きに行っているんだから、講演録を早く作ってよ!と友人達から言われていたのですが、忙しく、反訳に2ヶ月半もかかってしまいました。
 すみません。
 この講演録は、昨年末の12月初頭に、日本李登輝友の会役員訪問団での会見の時に、李登輝先生が
講演されたものです。李登輝先生のユーモラスで温かみのある語り口が目に浮かぶのではないかと思います。ここ数年、体調を崩される事があり、死をより見つめられたのでしょうか?
 「我是不是我的我」という李登輝哲学がより深まっているように感じました。
 
 講演の冒頭は、安倍政権への評価と期待から始まります。
 緑色で記載しているものが李登輝先生の講演です。
 「なぜ緑色か?」 理由は書くまでもありませんね。
 
 日本李登輝友の会役員支部長訪台団の川村純彦会長をはじめとするメンバーの皆さんこんにちは。李登輝友の会も今年で設立11年目になります。
  これまで努力を重ねてきた皆さんに心から敬意を表したいと思います。さて、本日は皆さんになにかお話しようかといろいろ考えましたら、最終的には、今回は人間の本質的な問題についてお話しようと思い、また、日本の今の非常に役に立つようなお話をね、そういうテーマの話をしようと思って、「人類と平和」という題目で皆さんと話しようと思います。
  この問題を私は皆さんが来たから話するだけじゃなくて、これからの日本、安部総理の新しいリーダーシップのもとに、日本が進んで行かなきゃいけない問題、それはね憲法
 安部政権の重要な問題は憲法修正、憲法修正で今まで困っとったんだ。問題は結局国会がうまくいかれなかったのが、いわゆる 参議院が非常に優秀な成績で選挙で勝ちましたから、安部政権は長期安定政権をしばらくつづいてゆけることになると思いますね。そういう状態の中に、今、安部総理のリーダーシップ、かつて、いままで日本になかったリーダーシップですよ。
  あの、私書いたの皆さん読みました?見てなかったら差し上げましょう。あのね「安部総理のリーダーシップ」を送ってください。
 
 ※李登輝元総統の小論「安部総理のリーダーシップ」の冊子が全員に配布される。・・・・
 
 実は 私は2002年にね アメリカのね ある雑誌、それが日本で翻訳されております。
 「なんていう雑誌だった?」。それが日本の中央公論社から出している本ですけどね。「デフレをどう脱却するか?」という本だったんですよ。
 その時私はこういうことを言ってましたよ。デフレ、長期に渡ったデフレ、これが結局回復できない。「問題はどこにあるか?」というと、結局、マーケットがね、見えざる手による市場の経済の調整が不可能だということになる。 20年間の不景気。
 
 「これは今まで無かったでしょ?」

 景気循環 この20何年間という状態はね、あきらかに市場はもう役にたたない。大事な事はなにかというと、政府の政策によって、解決する以外に道はない。そして政府の政策を変えるのに、一番大事なものは何かというと、結局はね、インフレのターゲットをもうけて、そして日本の日本円を落とすことだね。あの為替率をね、落とす事だね。今の為替率。あの時は、私の書いた2002年ごろは、大体おそらく110円ぐらいだったんじゃないですか?最近は落ちて、上がって78円でしょ。その時に結局、為替率を落とす。これは確かに日本にとっては大きな変化ですよ。
 私、これ見てね、こんな事やる指導者、日本にはいなかった。20何年間、総理になった人はお金がないとか言ってね。消費税を課したりね。もう他の事ばかり考えてた。ところが、これじゃ 全然日本の問題を解決できない。日本の基本的な問題
というのは結局、今までの指導者、政治的な指導者による 国の調整というのがおこなわれない。台湾と同じよ。

 「今、台湾の事やれない。私、日本に対してアドバイスできるが、台湾に対してアドバイスできない。聞いてくれない。聞いてくれないね!」

 そして人間の本質的な問題、結局 安倍さんがいつも言っている基本的な問題というのは、人間という問題が非常に大切だなあと。

 私たちに言わせると 世界においては道徳的な立場における国民の品格というのが日本が一番だな。他の国はそういうもの持っていない。

 東日本のあの大地震、人民たちが示した態度。国を大事にし、ゆずりあって、そして苦しいのを耐えて行く。これは日本でなきゃできない。アメリカだのではできはしないしな。
 今回のフィリピンのレイテ島のあの暴風雨、大変ですよ。あの状態はね。 
 こういうようなところにね。私はね。ここにね 「人間と人類と平和」という題目を考えましてね。
 結局、何かの形で日本に読まれてくれ、日本人に読んでもらったらね、非常にうれしいと書いたんですよ。書いたこれを、今ではおそらく来月のVOICEにね、載る予定ですよ。
 そしてその前に書いたのは「安倍総理のリーダーシップ」という問題を書きまして、非常に台湾の人民から歓迎されて、喜ばれた「安部総理のリーダーシップ」です。これは安倍政権の重要なテーマである憲法修正。特に、9条の改正に関ってくるからです。
第9条、私はこの安倍さんへのエールとして書きました。