予算書には新年度の事業として、マイバック等作成委託料が計上されています。
その額750万円
事業の内容は、デザイナーの花井幸子氏にエコバックのデザイン及び制作を頼むというものです。
制作数は2000個です。
50万円はノボリなどの宣伝費に使われますので、エコバック自体は700万円の予算をかけて作ります。
なんと1個当たりの単価は3500円です。
この原価3500円もするエコバックを2000円で市内のお店で販売すると言うのです。
出血大サービスです!
おまけに、販売手数料を500円払うので、1個当たり4000円。ノボリなどの宣伝費まで原価に入れれば、1個あたりなんと4250円!
これを2000円で売るというのです。
予算委員会にて、私も含め多くの議員が疑義を呈しました。私は、「補助金出してまでバッグを売るとは民業圧迫である。こういう施策は市場のゆがみを生み出すため絶対にやってはいけないのは、行政の基本ではないか!」と問い質しました。ついでに、このバックの一般的な市場価格はいくらなのかとも質しました。
大体、エコバックは近所のファミリーマートで250円で売っています。無料でもらえるときもあります。4000円もするエコバックなど聞いた事もありません。
結局、要領の得る回答は帰ってきませんでした。
他の議員さんが、「花井幸子に固執しないで、デザインも子どもの絵とかにして欲しい。」と言っても全く聞く耳を持ちません。
花井幸子と関係の深い人間は誰なんだ!
と、他の議員さんたちと世間話をしていたところ・・・。
花井幸子の出身校ってどこなんだろう?と話題になりインターネットを見ているとこんなページが見つかりました。
http://blog.livedoor.jp/tomoka919/archives/50656542.html
一緒に見ていた議員さんが、「おいおい、花井幸子の出身高校は荒井市長と同じだよ!」
議会が再開され、竹原議員が質問していたので、「花井幸子の出身校を聞いて!」と頼んで、質問してもらったのですが、相変わらず要領を得る答弁が帰ってきません。
「花井幸子の出身校は都立多摩高校!荒井市長と一緒で学年は2つ違うだけじゃないか!」と野次を飛ばしたところ、市長の顔は真っ赤になっていました。
市長は、有名デザイナーの先輩に、市のためにサービスしてもらおうと思ったのかもしれません。
でも、1個3500円もするエコバックはサービスとは言えないでしょう。
露骨に仲間に仕事を回しているだけです。
こんな、今どき珍しいズブズブの予算ですが、予算委員会では、自民党系と公明党の賛成多数で可決してしまいました。
私は当然、反対しましたが、こんな予算に賛成して市民にどう説明するんでしょうか?
「予算は賛成したが、執行はさせない」などととぼけた言い訳をするんでしょうか?
そこまで、市民は馬鹿ではないと思います。
現物が出来ていない段階で物の良し悪しは判断出来ませんが・・・・
「花井幸子のエコバックが2000円で買えるの?うれしい!絶対買う!」などと言う人には、今のところ、一人も出会っていません。
「なんで、エコバックが2000円もするのよ!」と言う抗議の声ばかり入ってきます。