武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

李登輝友の会 地方議員 訪台団 2日目

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 訪台団の2日目は、11時より、台湾団結連盟 黄昆輝主席との会見でした。台湾団結連盟は残念ながら現在は立法院(国会)に議席を持っていませんが、台湾の主体性の確立と、社会福祉の向上を熱心に訴えている政党です。
 黄主席は、李登輝総統時代、総統の片腕として活躍された方で、日本で言えば官房長官のような立場であった方です。
 黄主席は、ECFA両岸経済協力枠組協定が、台湾経済に与える危惧を訴えておられました。この協定は台湾と中国との間で結ぶ協定です。この協定の樹立により、台湾経済の活性化というよりも、衰退を招くのではないかとの事でした。中国はいまや、世界第2位の経済力を持っているので、台湾経済が吸い込まれるような事になるのではとの事でした。

 ECFAについて、私自身が全く不勉強であったので反省のしきりでした。

 また、台湾民主化の時の苦労話などもされました。こちらの話は李登輝学校に参加したときにDVDで見ていましたので、なかなか人に言えない苦労があったのではと推察されました。
 
 台連で、台湾弁当をいただいた後、タクシーで淡水の李登輝先生のオフィスに。

 タクシーが道を迷ってしまい、最寄の駅で降ろしてもらい、タクシー代を皆で割り勘していると、宮川さんから、「計算がおかしいよ!」との事。タクシーでボラれたと思ったら、「お金が多すぎるんだよ!」と。タクシーの運転手さんが、道に迷ってしまったからと100元程、黙って安くしてくれていたようです。

 海外のタクシーでメーターの不正にあったり、ボラれた事は何度もありますが、迷ったからと黙ってサービスしてくれたのは初めてです。

 台湾のタクシーの運転手さんは正直者だなあと感心しながら、李登輝先生のオフィスにうかがい、李登輝先生が語ってくださったテーマは、日本人の精神性の高さについてでした。
 タクシーでの1件で、台湾人の精神性の高さは実感していたのですが、李登輝先生は、「まだまだ台湾人は怠けておるよ!」とおっしゃってました。
 私からみれば、台湾人は正直で働き者に思えますが。

 講演録は近々UPします。今のところ、A4、5枚分ぐらいはテキストに落としました。もうちょっと待ってください。

 李登輝先生との会見の時間を予想以上に取っていただいたので、蔡焜燦先生がセッティングしてくださった食事会は1時間遅れてのスタートとなりました。
 蔡先生と柏崎市議の三井田さんとは、カラオケで軍歌を歌う間柄との事で、和気藹々と戦前から戦後の台湾の歴史から、今の日本の民主党政権への苦言。田中真紀子を「ひだりまきこは元気なのか?」と茶化し、輿石東日教組教育がいかに日本を駄目にしているのか熱弁を奮われました。日本が駄目になる事は台湾も駄目になる事に繋がることを。

締めの挨拶をするようにとの事でしたので、蔡先生の「台湾人と日本精神」の中の一節、「日本は日本人だけのものではない。元台湾人のものでもある。」を引用して、鳩山由紀夫が「日本は日本人だけのものではない!」という発言とは意味も質も違うと言おうとしたところ・・・・。

 蔡焜燦先生にマイクを取られ、ご本人から「鳩山由紀夫の発言とは意図する事が全然違う!」と。

 今から、それを言うところだったのに・・・・。