武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

決算委員会での討論内容

 本日、9月議会が終わりました。9月議会では、決算委員会にて平成18年度の決算審査をしました。
今日の本会議で、決算委員会の反対討論をしましたので、その原稿を記します。

 普通、決算委員会の討論と言うと、「実質収支が云々、民生費が○○パーセントで云々!」などと討論するのですが、私はそんな討論は一切しません。

 なぜなら、誰も聞いてないからです。 誰の興味も駆り立てない話を「ぎかいだより」に掲載しても誰も読みません。

 そんな訳で、ごみ収集業務委託での不正行為をメインに、ヒューザーのマンションなら取り壊しになるぐらいの耐震しかない校舎で小中学生が学んでいることを織り交ぜて討論をしました。

 11月に「ぎかいだより」が各家庭に配布されたとき、たった一人でも市民のかたが、
「えーーーっ!!こんな事が武蔵村山市で行われているの!!」と気づいていただければと思います。


平成18年度 決算反対討論

 清流を代表しまして、平成18年度決算を不認定の立場から討論させていただきます。
 平成18年度も終わろうとする3月8日に、武蔵村山市ごみ収集業務委託事業において、長年に渡る過積載が発覚しました。約3億5千300万円もの血税を投入して行っている事業で堂々と違法行為が行われていました。
 市が予算をケチったからごみ収集業者は過積載をせざる負えなかったのでしょうか?

 いいえ、実際は違います。

 市は毎日19台のゴミ収集車が稼動すると積算した上で、契約をしています。しかし、市の報告では1日の平均稼動台数は約16台でしかありません。市民の方達が搬入日報をつき合わせて調査したところ、平均稼動台数約13台という結果も出ています。

 そう、間引き運行をしながら、過積載をしていた訳です。

 鉄骨を抜いてマンションを売ったヒューザーと一緒です。

 車両1台のごみ収費用は1ヶ月約150万円です。この150万円の積算もべらぼうに甘い点は19年度の予算委員会で指摘していますので繰り返しません。甘い市の報告に基づいても、毎月500万円近いお金をドブに捨てるような事をしている計算になります。

 武蔵村山市は、ごみ焼却場の小平・村山・大和衛生組合から一番遠い為、収集業務が一番困難だという説明を受けています。しかし、何故か武蔵村山市は3市の中で一番早くごみ収集が終わるようです。

 搬入日報によりますと、だいたい、午後1時40分ごろまでに3回目の搬入をして終了となっているようです。午後4時30分まで収集する契約になっているにも関わらずです。当たり前ですが、他市は午後3時過ぎ、4時ごろまでごみの搬入をしています。

 本当に頭が下がります。お疲れ様です。

 市の見積り通り、1日4回搬入したら、本当に必要な台数はもっと減るはずです。ドブに捨てるような事をしている税金は1ヶ月500万円どころではないでしょう。

 市長は乾いた雑巾を絞るような行政改革をと言いますが、絞る場所が違うとしか言いようがありません。

 たった今も、市内の小中学生は、大地震が来たら崩れるかもしれない校舎で学んでいるというのに。

 違法行為について、市は道義的責任を感じているとの事です。でも、業者には始末書1枚ですませ、自らは全く責任を取らない。

 こんな無責任な姿勢が、新たに発覚したごみ収集車の一人乗車問題を引き起こしています。10年ほど前に、ごみ収集業務に従事していた青年が亡くなるという痛ましい事故が発生しました。彼の死がまったく活かされていなかったと慄然としています。

 市はごみ収集車1台につき2名の人件費を計上しています。一人当たり1ヶ月約33万円にボーナス約4.5ヶ月です。暑い日も、寒い日もごみ収集業務に従事している方の待遇はどうなっているんでしょうか。市は「確認しない。」と明言しています。人材派遣業のピンはねや格差が社会問題になっているにも関わらず、毎日頑張って下さっている方達の事を考慮しないとは、まともな行政機関の姿勢とは思えません。
 よって、平成18年度決算を不認定とし、反対討論とさせていただきます。