武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

伊勢神宮 月次祭

 五十鈴川での水行を終え、休む間も無く、伊勢神宮月次祭を見学することになりました。

 月次祭は、6月と12月に行われる行事で、伊勢神宮で行われる祭事の中でも非常に重要な行事です。
五穀豊穣と世界の平和を祈る行事との事です。

 一般には非公開との事ですが、特別に300名だけ見学させてもらえるとの事で縁あって見学させていただくことが出来ました。

 さて、この秘密のベールの月次祭(つきなみさい)がどのようなものだったかというと・・・。

 夜9時に、宇治橋が開き、神宮(伊勢神宮の正式名称は 神宮と言います)の中に入ります。境内のところどころにある行灯にだけ火が灯され、真っ暗です。

 まず、手水舎でお清めをします。全員のお清めが終わると、守衛さんの先導で、忌火屋殿前に行きます。そこで、9時50分ごろまでひたすら待ちます。忌火屋殿前では、神官が火を起しています。
9時50分ごろ40人から50人の神官が行列を連ねてやってきます。松明を持っている人、大きな箱を駕篭かきのように二人で担いでいる人など、暗闇の中、粛々と行進してきます。

 忌火屋殿前で、厳かに儀式を行います。木の箱の中身を確認しているように思います。
 翌日、この祭事をを行った場所にゆきましたが、神域で立ち入り禁止になっていました。

 ここでの、儀式が終わると、正宮の階段下にある、御費調舎に移動してまた儀式が始まります。

 その後、正宮に移動してゆきます。3人は、正宮の前で火を焚くため残り、残りの人は正宮の中に入ってゆきます。正宮は4層の塀で囲まれているとのことですが、私達が見学できるのは塀の外からです。
 3名が私達の所で火を炊き、3層目の塀の前で2名の人が火を焚いています。

 神官たちが、正宮に入ってゆき、中から雅楽が聞こえてきますが、中の様子は見えません。天照大御神天皇が共に食事をして、五穀豊穣と平和を祈るという意味の儀式をしているとのことです。日本国憲法もあり、天皇陛下は難しい立場にいらっしゃるせいでしょうか?天皇陛下の姉上の池田厚子さんが神官たちと入ってゆかれました。

 満天の星空の下、約30分ほどでしょうか。正宮での祭事が終わるのをじっと待っていました。線数や百年も前から、毎年2回このような儀式が行われてきたのかと、境内に聳え立つ木々と星を見ながら感慨にふけりました。

 正宮での祭事が終わると、次は荒祭宮に移動して祭事が始まります。荒祭宮とは天照大御神の荒ぶる魂を祭っている所だそうです。魂は一つかと認識してしまっていますが、神道では、魂の状態により全く別のものと扱うようです。こちらでは、どのような儀式を行っているのか見ることができます。私が思うには、神に供物を奉げているようです。こちらでも20分ぐらいは儀式が続いていたように思います。

 荒祭宮にて、月次祭は終わりました。今回は日本の神話を体感する会と神宮の御厚意で見学させていただきましたが、日本の歴史は神話の世界の時代から連綿と途切れる事なく続いているのだと実感することができました。
 何の解説も無く、ただ、祭事を見学させていただいていただけなので、間違った認識をしている部分が多々あるか思いますが、本当に、厳かな貴重な体験をすることができました。
 
 月次祭の一つ一つの意味を勉強した上で、もし、機会があればまた参加したいと思います。