武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

伊勢神宮で水行!

 「流汗鍛錬!」

 「流汗鍛錬!」

 12月16日の夜8時、気合を入れて絶叫していました。場所は何処かと言うと、三重県伊勢神宮の前を流れる五十鈴川のほとりです。姿はふんどし一丁です。

 「流汗鍛錬!」と唱えながら、冷え切った五十鈴川の中に入って行きます。

 「えーーーいっ!!」と最後に気合をを入れて肩まで身を沈めます。

 なんで、こんな修行をする羽目になったかというと・・・・。

 気の先生の徳江さんから、「12月16日に伊勢神宮で、なかなか見ることの出来ない特別の祭事があるのだけど、興味ある?」と誘われました。
 会費は1万5千円とちょっと高いけれど、きっと夕飯が豪華なのだろうと思ってました。誘ってくれた徳江さんは、若い頃、永平寺のお坊さんだった人で、世間話をしているだけで学ぶことが多い人です。
約束した後、12月16日は特定失踪者のご家族がイベントを行う日で外せない事に気が付いたのですが、「伊勢神宮で、拉致被害者の救出を祈ってきます。」と伊勢まで来たのでした。

 徳江さんの息子さんも加えて、3人で車で伊勢まで行く途中、「はい、今回の案内。」と案内のチラシを見せてもらいました。

 そこには「水行」の文字が!!

 「伊勢神宮の前に川が流れてますけど、まさか川には入らないですよね!死んじゃいますよね!」と聞くと・・。

 「そうだよなー。・・・・・・」

 私は井戸水を2,3杯かぶるのだろう。こんな事なら、かたくりの湯でサウナと水風呂で慣らしておくべきだったなあ等と、冗談半分に軽く考えておりました。

 旅館に行くのかと思ったら、着いた場所は「修養団 伊勢道場」!
 妙にはきはきして爽やかで、真っ白なポロシャツの似合う先生方から、まずは正しい正座の仕方を習います。
 着いてびっくりの、1泊2日の修行コースです。

 トイレの使い方一つから、礼儀正しく一挙手一投足を行い、心を磨くことを学びます。

 そして、水行となります。

 さて、水行ですが、五十鈴川で服を脱いで、ふんどし一丁になります。
そして、「振る玉」と呼ぶ、準備体操をします。まず、左足を出し、「エイッ!ヤーッ!」と船を漕ぐような動きをしながら、腹に気合を入れて行きます。そして、右、左と交互に「振る玉」を行い、気合が入った所で、川の中に入ってゆきます。
 「流汗鍛錬!流汗鍛錬!」と修養団のスローガンを唱えながら、水に入るのは前述の通りです。
ちなみに、「振る玉」というのは神道の準備体操です。修験道などで滝行を行うときも同じ事をします。

 さて、川の中で何をするかというと、明治天皇御製の和歌を唱えます。それも3回!

五十鈴川 清き流れの 末汲みて 心を洗え 秋津島人。」という和歌です。それも、詩吟のようにゆっくりと唱えます。

 まず、2回唱えた後、しばし休んで、最後に1回です。

 川に入るときは、テンションが上がっているので勢いで入れました。川の水の冷たさと同時に背中が、カーッと熱くなります。

 川の中で、「えーーいっ!」と最後に気合をいれて「いすずーがわー・・・・」と唱え始めますが、その先はもう、どんな歌だったか記憶が飛んで分かりません。余裕がありません。「○△×・・・・」とそれらしく唱えているだけです。

 2回唱えて、和歌一回分ぐらいの時間、川の中で沈思黙考します。唱えている間は気が紛れるのですが、冷たい川の中で黙っていると、冷たさが身体の骨の奥まで刺し込んできます。

 この時間が、永遠のように感じられました。

 そして、最後に、もう一回和歌を唱えて、川から上がりました。

 川から上がり、また、「振る玉」をして水行は終わりました。

 で、何か悟りを開いたのかというと、良く分かりません。
 ただ、今まで感じたことの無いような達成感と充実感はありました。

 身が引き締まるというのはこういうことを言うのでしょうか?身体の表面が、キュッと締まってすべすべしていました。また、水にずっと入っていたのにも関わらず、身体を拭いてもタオルがあまり濡れません。身体が熱くなっているので、すぐに蒸発してしまうようです。

 禊ぎとはこういうことなんだと実感できました。