武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

放射線防護について

昨日、放射線防護の専門家の札幌医科大学 高田純教授のお話をうかがってきました。中国の核被害を考える「シルクロード科学倶楽部」での講演です。
 
 先生のお話では。
 
 放射線量について
 現状の放射線量は慌てる必要はない!原発の正門で400ミリシーベルトという数値が出た事を問題視しても全く意味が無い!
 
 なぜなら、原発の正門に住民は一人も居ない!意味の無い数値で不安を煽るべきではない。
 
 政府や福島県は、20キロ圏や、30キロ圏の数値を計測して発表するべきである。(おそらく、高い数値は出ていないと思われる。)本当に必要な情報は、住民が居るところの数値である。
 
 原発事故自体について
 福島原発軽水炉型なので、チェルノブイリ原発事故のように10日も火災が続く事はありえない。
 
 なぜなら、燃えるものが無いからである!
 
 チェルノブイリでは、燃料の周りを可燃物の黒鉛で包んでいたので火災になったのである。福島原発ではチェルノブイリのように大量に放射性物質が放出されることはない。(高田先生は放射線防護の専門家で、原子炉の技術者では無いのだがとの前置きはありました。)
 
 放射線防護について
 慌てる事はないが、気になるようならば。
 外には出ないで室内にいること。
 外から持ち込んだ食べ物などは水洗いすること。水洗いすれば、放射性物質は洗い流されてしまいます。
 
 水洗いのために、汚染されていない水を風呂などに貯めておく事。
 
 万が一、被爆したら、ヨウ素の含まれている食べ物 コンブなどを食べること。
 
 高田先生のお話では、チェルノブイリ近隣の避難エリアでも、「住み慣れた所が良い。」と普通に生活している人がいるぐらいだから、必要以上に不安がる必要はないとおっしゃっていました。高田先生の著作を読むと、先生自身が、チェルノブイリ近郊で取れたキノコなどを食べた経験談が書かれています。
 
 福島原発の事故について必要以上に不安がる必要は全くないそうです。
 
 
 高田先生は、事故の対応策が全く出来ていないと憤っておられました。
 本来、原発事故が起きた場合、オフサイトセンター(対策本部のようなもの)をつくるのだそうです。
 そこには、原子炉の専門家、放射線防護の専門家、東京電力関係者などなど、原発に関わるあらゆる分野の専門家を結集させ、対策をこうじる事になっているのだそうです。
 東京電力の社員が記者会見を開いたり、官房長官が記者会見を開いたり、情報の錯綜があったりという事はありえないとの事です。
 
 放射線防護情報センター
 
 日本シルクロード科学倶楽部(高田先生のブログ)
 
 
上記のサイトを是非、ご一読下さい。
 
 テレビでコメントする専門家は専門外の質問をされると、かなりいい加減に答えてます。真に受けないでください。
 例えば、さきほども、みのもんたに、「第五福龍丸の件で・・・・・」と聞かれ、「大変な被爆でした。」などと答えてました。
 
 高田先生の「核と刀」に書かれていますが、第5福龍丸の船員の方の死因は、被爆でなく、輸血による肝炎とのことです。
 
 取るに足らない揚げ足取りのようで申し訳ないですが、専門家は分からない分野や知らない事は「知りません!」と答えなくては。いい加減な事を言ったら国民が混乱してしまいます。