武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

中学特進講座特命随契問題 質問原稿

 12月議会で質問したING進学教室への中学特進講座特命随意契約問題についての質問原稿をUPします。質問をし終わって、あの切り口でもっと追及すればよかったなどとずいぶん反省しています。
しかし、
 1コマの契約単価が3000円から22120円と7倍以上に!
 週一回1校から、週2回5校に!
と単純計算で、特命随意契約契約規模が70倍にアップするなんて、無茶苦茶な話です。
 受注業者は、式典で堂々と池田大作の人間革命をの一節を使って挨拶をし。おまけに、自宅は公明党都議会議員谷村孝彦のポスター類がバンバン貼られているのですから。
 これで、道徳教育の武蔵村山市とよく言えるなあと思います。

 通告に従い、2点について質問します。まず、1点目中学校特進講座の受注業者についてです。市では特進講座として、小学校、中学校に民間業者を呼んで補習授業を行っています。小学校を担当しているのが株式会社スタディレボリューションで、1コマ10,845円で請け負い、中学校はING進学教室を展開する株式会社学光社で、1コマ22,120円と小学校の倍以上の単価で契約をしている。どうして、2倍以上の差があるのか?理由がさっぱりわかりません。
 この事業を実施するにあたり施行過程の文書を情報公開で取ってみました。27実施計画事業調書では、小学校は1コマ3,000円、中学校は1コマ4,000円で起案されています。しかし、小学校受注業者のスタディレボリューションから見積もりを取ったところ、講師の人件費は時給3,000円で1コマ2時間か3時間、交通費や授業管理費、教材費などが加わり、全体では実施のタイプに合わせて、1,645万円から、2,488万円という見積もりが上がってきました。このあと、小学校の特進講座に関しては、スタディレボシューションと、ずいぶんと交渉して無理を聞いてもらったのだと思います。先ほど申し上げたように1コマ10,845円で契約ということに至っています。
 一方、中学校の特進講座に関しては、このような内訳のわかる見積もりが出てきませんでした。情報公開で漏れたのではと思い、再度、請求してみましたが、中学校特進講座に関しては、学光社から出た22,120円とだけ書かれた見積書をそのまま採用し、その単価で契約しています。市の当初の見込みでは小学校は1コマ3,000円で中学校では4,000円です。2倍以上の開きはありませんでした。また、小学校に関しては業者から出てきた見積金額を数分の1まで値切って契約をしています。一方、繰り返しになりますが、中学校の特進講座を請け負っている学光社の言い値の22,120円で契約をして、価格交渉を全くしていません。
 この差はどこからくるのか?明確な答えをうかがいたい。
また、この受注業者とは特命随意契約を結んでいます。特命随意契約を結ばなくてはならない理由を明確に答えていただきたい。民間業者を呼んで補習授業を行うなら、学光社と特命随意契約を結ぶ必要は全くありません。民間業者の中には、家庭教師を派遣する企業もあれば、教師を派遣する企業もあります。ちなみに、こういった業者のホームページを見ると、顧客のニーズに合わせて教師を派遣すると書かれている。特命随意契約など結ぶ必要は全くない。    
今回の一般質問にあたり、気になりましたので受注業者のING進学教室、企業名は学光社といいます。この学光社の登記簿謄本を取りました。こちらによりますと、学光社の目的の中に「私立及び公立学校への講師派遣」という文言が入ったのは平成27319日です。武蔵村山から業務委託を受けるわずか3か月前です。このようなことからも学光社への発注ありきの事業であったのではと思われます。
これを裏付けるように、塾ジャーナル2016年1月号によると、「学光社は中学校特進講座を受注するにあたり、派遣業の免許を取得し、新たな保険にも加入した」との記事が出ています。中学生の学力向上や塾に行けない子供のための支援などというのは所詮、方便にしか過ぎないと思われます。
中学校特進講座の1コマ単価が2倍であること、特命随意契約であること、これらの理由を明確に答弁いただきたい。
二点目に移ります。先日、議員や教育委員など参列のもと、歴史民俗資料館分館の開所式が行われました。式典が終わり、見学できるかと思いきや、突如、見知らぬ人物が司会を始め、被爆アオギリ二世の植樹式というものがはじまりました。開館式次第には全く載っていませんでした。
そこでは、中学校特進講座を受注している学光社の代表者が、「戦争ほど悲惨なものはない!」と挨拶を始めました。この「戦争ほど悲惨なものはない!」というフレーズを、ご存知の方も多いと思います。そう、創価学会池田大作名誉会長の著書「人間革命」の冒頭の1節です。あえて、引用元を紹介せずにフレーズだけ言いましたので、何か意図があるのではないかと考えました。そこで、この学光社の登記簿謄本をよく見てみました。登記簿謄本には代表者の住所が掲載されてます。代表者の自宅に行ってみますと、そこは外車を含め車が3台も並ぶお屋敷でした。そして、公明党都議会議員谷村孝彦のポスターが2枚に立て看板1本、青い公明党のポスターも1枚、計4枚が非常に目立つように掲示してありました。ちなみに他党のポスターは一切ありませんでした。
この学光社の代表者は植樹式の挨拶の中で、持田教育長とは平成22年に長野で開催された新聞教育の研究会であるNIE全国大会で出会って以来、非常に親しいということを強調していました。確かに、平成22年のNIE全国大会では持田教育長は730日の初日の全体会のパネルディスカッションでのパネラーをされていました。NIE教育を全国に発信する立場の有力者であることが分かりました。
特命随意契約の上、1コマ単価が2倍以上と高い金額で契約している業者の代表者が、持田教育長と以前から非常に親しいというのはどういうことでしょうか?加えて、特定の政治団体との密接な関係がうかがわれる業者です。これらの関係についてうかがいたいと思います。