武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

故辻松前市議との思い出

 1月3日に辻松のりあき前市議が亡くなられました。
辻松さんの任期の最後の4年は、ご近所なので、一緒に議会に通っていました。道中いろんな話を聞かせてもらいました。市議に当選するまで、国政に何度か挑戦されたこともあり、びっくりするような人脈を持った方でした。
 
 道中、何の話題からなったか失念しましたが、
 
 「黒田寛一と会った時は・・・・・・」と話されたので、思わず話の腰を折って、 「黒田寛一って、あの黒田寛一ですか?革マル派の?」と聞きなおしてしまった事がありました。黒田寛一とは革マル派のリーダーで、話を聞いた頃は生きているのか?死んでいるのか?どこにいるのか?何しているのか?まるで分からない、日本のビンラディンのような存在でした。
 「新宿あたりで会って、話をして、じゃあ!と分かれると、すぐに雑踏に紛れて分からなくなってしまうんだ。雲隠れの天才だよ。」と懐かしそうに話されてました。
 
 「太田龍は今まで会った中で、ずば抜けて天才だった。」なんて話もされていました。太田龍と言えば、ユダヤ陰謀論ブッシュ大統領は爬虫類型宇宙人説など、非常に面白いけど、間に受けたら友達が居なくなるどころか、医者に連れていかれてしまうんじゃないかと心配になるような珍説を繰り広げている人です。
 「この前、読みましたけど、今はこんな事を主張してますよ。」と伝えると、「昔は非常に優秀だったのになあ。」と。
 
  議会でもこんな事がありました。
 
 善家議員が非常に分かりづらい討論をした時がありました。
「今の発言は問題発言だ!議運を開け!陳謝させろ!」という流れになってしまいました。
 議事録を反訳して、文章を読み直したのですが、非常に回りくどい論旨で別に市民を愚弄するような発言ではありませんでした。
 
 「小林秀雄の文章みたいなもので、分かりづらいけど市民を愚弄などしてないではないですか!」と言ったところ・・・・・。
 
 「こんな市民には分からないような論旨で話をするのが問題だ!陳謝だ!」などと振り上げた拳を下ろさないので。
 
 思わず、「武蔵村山市民は、小林秀雄の読解力もない馬鹿どもということか?そっちの方が問題だろ!」と言い返し、非常に険悪なムードになった時に。
 
 「市議会に来て、小林秀雄なんて名前が聞けると思わなかった。良かった。」と辻松さんが高笑いされて、スーッと議会での騒動が収まってしまったこともありました。
 
 昨年の2月に脳梗塞で倒れられて、会話が不自由になってしまわれました。お見舞いに行くと、病室で一生懸命話かけてくださるのですが、分からないので黙ってうなづくしか出来ませんでした。約一年に渡る病院生活は辛かったであろうなあと思います。
 
 「70才なんてあっという間ですよ。人生は短いですよ。」とおっしゃっていた事を思い出し、古本屋で徒然草を買いました。