武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

村山温泉 かたくりの湯をめぐる深い闇 その1

 本日、市議会一般質問で、村山温泉 かたくりの湯について質問しました。

 疑問がより増し、かたくりの湯をめぐる闇は漆黒の闇となり、指定管理者であるシンコースポーツへの疑義と不信感が渦巻く事となりました。


 何が問題なのか。探偵になった気分で、一緒に謎解きをしてみましょう。

 そもそも、村山温泉 かたくりの湯は、いつもお客さんで溢れているのに、

    どうして赤字なのでしょうか?

 平成14年度の開業時の来場者数は29万人です。 売上高は約3億5千万円!

 平成20年度の来場者数は減ったとは言え 22万人です。売上高は2億5千万円!

 こんなに、売り上げがあればさぞ、市の財政に貢献しているであろうと思います。

 しかし、開業翌年に、1000万円弱の収入が合った以降は、ずーっと赤字続きです。

 年間25万人前後もの来場者があっても、赤字になるようなビジネスなら、民間で温浴施設を経営する会社や、銭湯など成り立ちません。
 ましてや、民間は土地を手当てして事業をやっているんです。

 こんなに来場者がいて運営が赤字なんて何か変ではないですか?

 元々、市の当初の来場者予測は20万人でした。今でも予想を遥かに上回る来場者が来ているのです。


 情報公開で取り寄せた、平成20年度と平成21年度上半期の事業報告書をひもといてみますと・・・


 まず、気になった点

 ・レストランの原価率が高いのではないか?

 一般的に、飲食店の原価率は30%ぐらいと言われています。超高級料亭や激安の飲食店は異なりますが、「かたくりの湯」のレストランはごく一般的な店です。

 にも関わらず!!! 

 月ごとのレストランの原価率は、40%から時には50%を超えているのです!

 ごく一般的な飲食店では考えられない程高い割合です。

 指定管理者であるシンコースポーツの説明では、市内の小売業者から仕入れているから高くなるんだそうです。
 
 そんな説明、信じられますか? 市内のチェーン店でない飲食店はどうなりますか?

 全く、理由になりません。

 
 
 第2の疑問 「レストランの食材で、一番値段がかかるのはなんでしょうか? 」


 肉でしょうか?  それとも 魚でしょうか? いやいや、アルコール類でしょうか?

 正解は、「かたくりの湯」のレストランでは、なんと調味料です!

 それも、ずば抜けて高い金額で・・・・。

 事業報告書より、例を挙げます。

 平成20年8月  野菜類  富士金青果     19万9848円

          肉類  ㈱ミートショップ鈴政 63万7406円

          鮮魚類 ㈲ 旭水産      44万1446円

          各種食材 ㈱デン通商     91万8844円

 デン通商からの仕入れ内容が調味料とは書いてありません。でも、指定管理者の事業計画書の41ページには、デン通商からの仕入れ内容は調味料類と明確に書かれています。
 今、挙げた、平成20年8月は、肉の購入が、これでも多かったようです。月によっては、肉の仕入額の2倍を超えるほど、デン通商から仕入れています。

 言うまでも無く、「かたくりの湯」のレストランの仕入れ先ではダントツの1位です。

 信じられますか?

 「かたくりの湯」のレストランで、しょうが焼き定食を食べる時、一番材料費がかかっているのは、肉でなく、タレのしょうゆだという事を。  しょうがは、富士金青果から入ります。

 本当に、デン通商は調味料だけを売っている会社なのか?

 ホームページで確認してみてください・

 デン通商ホームページ
 http://www.dencorpjpn.com/06_howtoorder/

 不思議な事に、この会社のホームページでは、オリーブオイルとはちみつしか販売していないのです?

 調味料すら取り扱っていません。

 くどいようですが、レストランの取引額ダントツ1位の会社です。

 私の質問に対する市の答弁では、冷凍うどんと、冷凍カキフライも扱っているとの事です。

 この間何度も、武蔵村山市三ツ藤にある、この会社に足を運びました。いつもシャッターが閉まっていて、電気もついていませんでした。

 何度か足を運んで、ようやく一度だけ、シャッターが開いていたので、外から覗いて見ました。

 そこには、トマトの缶詰らしいダンボール(イタリア語かスペイン語みたいな言葉が書かれ手いたのではっきりしませんが。)が積みあがっていて、その回りに、しょうゆのダンボールが少しありました。
 
 いうまでもありませんが、ここは冷凍倉庫ではありませんし、大型の冷蔵装置が設置してあるようにも見えませんでした。 ただ、棚が四隅にあるだけでした。

 冷凍うどんや冷凍カキフライをどこに保管しているのでしょう? 

 取引額1位とはにわかに信じがたく、九段の東京法務局に足を運びました。

 履歴事項全部証明書から、ポイントを抜き出すと・・・・

 商号  株式会社 デン通商

 目的  1.乳製品の加工及び販売
     2.乳製品の輸出入
     3.前各号に付帯関連する一切の事業

 なんと、調味料を取り扱うとは、どこにも書かれていないのです!
 本来は、チーズやバターの会社のようです。

 指定管理者のシンコースポーツは、チーズやバターの販売会社と調味料購入の契約を結んだのでしょうか? 取引を開始する時に、履歴事項全部証明書や代表者の印鑑証明など求めないのでしょうか?

 責任を持って管理する会社の姿勢ではないでしょう。

 商法9条を貼り付けておきます。

 (登記の効力)
第九条  この編の規定により登記すべき事項は、登記の後でなければ、これをもって善意の第三者に対抗することができない。登記の後であっても、第三者が正当な事由によってその登記があることを知らなかったときは、同様とする。
2  故意又は過失によって不実の事項を登記した者は、その事項が不実であることをもって善意の第三者に対抗することができない。

 会社の登記簿にも記載されていない物を仕入れて、トラブルが起きた時はどうするのでしょうか?

 この登記簿を読むと、他にも闇が現れてきました。   その2に続く・・・・・