武蔵村山市小中一貫校は、防衛省からの多額の補助金をもらって体育館を建設します。
防衛省の騒音データには、武蔵村山界隈では見かけない飛行機の騒音が計測されたり不自然な事ばかりという事は以前、本欄で言及しました。
本当に、ヘリコプターや飛行機は飛んでいたのか?
疑問が増すばかりですので、情報公開をしてデータを付き合わせる事にしました。
以下のデータからあたる事にしました。
武蔵村山市 立川市 昭島市 羽村市 福生市 瑞穂町の騒音測定表
立川飛行場 横田飛行場の管制日誌
横田飛行場の管制日誌はアメリカ軍管轄なので、防衛省では公開できないというので、断念!
また、立川市で、騒音測定をやっていないという事でこれも断念!
というより、立川基地のお膝元で測定していないとは?
偶然、武蔵村山2中で計測した、4月14日から18日は、昭島市八清地区学習等共用施設(立川基地南西側)、瑞穂第3小学校(横田基地滑走路北約3キロ地点)、聖愛幼稚園(福生市 横田基地滑走路の南側)でも騒音測定をしていました。これに、グリニッジ標準時となっている立川飛行場の管制日誌の時間を直したりして、全ての数値を1枚のシートに打ち込んでみました。
書くのは簡単ですが、たっぷり1日かかりました。
不思議な事が見えてきました。
平成20年4月14日
武蔵村山2中 騒音測定回数51回(測定者 課長補佐3~5係担当)
昭島市八清地区学習等共用施設 騒音測定回数 19回
立川飛行場 飛行記録 離陸15回 着陸10回
平成20年4月15日
武蔵村山2中 騒音測定回数51回(測定者 課長補佐3~5係担当)
昭島市八清地区学習等共用施設 騒音測定回数 32回
立川飛行場 飛行記録 離陸21回 着陸23回
平成20年4月16日
武蔵村山2中 騒音測定回数54回(測定者 防音第三係長)
昭島市八清地区学習等共用施設 騒音測定回数 60回
立川飛行場 飛行記録 離陸32回 着陸30回
平成20年4月17日
武蔵村山2中 騒音測定回数16回(測定者 防音第三係長)
昭島市八清地区学習等共用施設 騒音測定回数 33回
立川飛行場 飛行記録 離陸15回 着陸12回
平成20年4月18日
武蔵村山2中 騒音測定回数0回(測定者 防音第三係長)
昭島市八清地区学習等共用施設 騒音測定回数 13回
立川飛行場 飛行記録 離陸3回 着陸3回
4月14日と15日のデータだけ、明らかに変なのです。
まず、4月14日を見ると、立川基地からは15回しか離陸していないのに、武蔵村山の騒音測定回数は51回となっています。ただ、訓練内容がトラフィックパターン(場周経路)の周回訓練だった場合、離陸が15回でも、測定回数が51回になる事は考えられます。しかし、周回訓練だった場合は、滑走路南西に位置する昭島市でも同じように測定されなくてはなりません。しかし、昭島市での測定回数はたったの19回しかありません。周回訓練を行っていたとは思えません。離陸数と、騒音測定回数に矛盾が生じます。
ちなみに、昭島市と福生の聖愛幼稚園での測定記録をつき合わせますと、昭島市では横田基地の騒音も拾っている事がわかりました。それならば、本来は武蔵村山より、昭島の方が騒音測定回数が多くなるはずです。14日15日だけ、圧倒的に武蔵村山の方が計測回数が多くなっています。
ちょっと説明がつきません。
騒音計測の時刻からみても矛盾があります。
一例をあげます。立川飛行場ではこの日、9時21分に離陸したのち、10時1分に2機離陸するまで、離着陸はありませんでした。にも関わらず、この間に6回も2中にて騒音が測定された事になっています。周回訓練をしていたら昭島市でも騒音が測定されるはずですが、昭島市では9時22分1回計測されただけです。
どこかから飛んできたヘリコプターが2中上空を通過したのだろうという仮説も立ちます。しかし、2中上空は、立川飛行場の航空交通管制圏のため通過するには面倒な手続きが必要です。6機も通過したとは考えられません。また、管制日誌に記載されるはずですし。
飛行場の近くは、事故防止のため他の航空機が簡単に入らないように規制されているんです。
いずれにしろ、4月14日と15日は、説明がつきかねる測定結果になっています。
そして、この両日を測定したのは、課長補佐3~5係担当という方です。
課長補佐殿
あなたの測定記録は正しいですか?改ざんしたデータで補助金を出したら大問題に発展します!
マスコミや市民の方で、このデータの必要な方がいらっしゃいましたらお分けします。ご連絡ください。私の気付かない他の矛盾点が見えてくるかもしれませんよ。