武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

武蔵村山市で自衛隊機が墜落寸前の低空飛行!

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 この、測定記録表という資料は何かと言いますと、防衛省が昨年4月14日に武蔵村山市内の第2中学校で騒音測定をした記録です。
 この記録に大変恐ろしい事実が隠されている事が判明し、今日の議会で質問しました。


 その恐ろしい事実とは・・・・・


  自衛隊機が、村山団地に激突寸前という低空飛行をしたのではないかという事です。


 測定記録表を見てください。例えば9時48分のところで 88デシベル 機種P3Cと書かれているのが分かると思います。

 この意味は、午前9時48分に第2中学校屋上を、対潜哨戒機P3Cが88デシベルの騒音を出して通過したということです。

 「ふーん、だから何?」と思うかもしれません。

 P3Cと言う飛行機は、ターボプロップエンジンを使ったプロペラ機、騒音のあまり出ない飛行機なのです。ちなみに、P3Cが配属されている下総基地での計測値が94デシベルと言う事です。
 
 なんと、滑走路直下で記録されるほどの騒音が第2中学校の屋上で記録されてしまったのです。

 すなわち超低空飛行が行われたという事になってしまいます。

 第2中学校のすぐ西側は、高層住宅に建て変わった都営村山団地です。まさに村山団地への激突すれすれでP3Cが低空飛行をしたことになります。プロペラ機は、ヘリコプターのように縦横無尽に移動できません。ビルをさっと避ける事が出来ません。未曾有の大惨事になっていたかもしれません。

 この翌日15日には、YS11型機が92デシベルと85デシベルを記録しています。連日、自衛隊のプロペラ機が大惨事寸前の危険飛行をしたことになります。


 実は、私と善家議員で、2週間ほど前、北関東防衛局に呼ばれて、この件について聞いてみました。

 「このデータ間違っていませんか?」と。

 防音整備課の課長さんは、「データは間違っていません。きちんと計測した数値です。」との事でした。

 「これが正しいデータなら、自衛隊機が非常に危険な低空飛行をしたんですね。」と聞いてみると。

「低空飛行をしていないと思います。」と遠慮がちに答えます。

 「低空飛行をしていないなら、自衛隊は整備不良の飛行機を飛ばしているんですか?」と聞くと。

「整備不良なんてことは無いです。」との回答です。

 「やっぱり、とんでもなく危険な低空飛行を住宅街のど真ん中でしたんですね。」と私が言ったら、課長の隣で聞いていた課長補佐氏が、「測定記録表に飛行高度なんて書いていないではないか!」と反論してきました。
 そこで、「整備不良でなくて、普通に飛行している飛行機の騒音が90デシベルにどうやったらなるんですか。素人に分かるように教えてください。」と聞いたら、「ムッ」として返事もありませんでした。

 夕方だったのですが、私たちが帰るや否や、防衛省武蔵村山市に電話をして担当者を呼びつけたそうです。防衛省って本当に偉いんですね。失礼しました。

 いずれにしろ、自衛隊機の騒音のプロがまったく説明できないような事例なんです。

 ちなみにこの測定記録の結果、小中一貫校の体育館建設の補助金が出ることになりました。

 念のため、もし防衛省のこの測定記録が改ざんされていた場合、公文書偽造の上に違法に補助金を支出した事になりかねません。(ちょっと考えるだけで罪が重そうですね。ぞっとします。)


 防衛省の測定記録が正しかった場合、とんでもなく危険な低空飛行をした事以外に理由は見当たらないでしょうか?


 立川基地から離陸した直後だったので、高度が低かったのではという仮説も成り立ちます。

 では、検証してみましょう。

 各航空機の性能を見てみます。

 P3C   離陸滑走距離 1673メートル

 YS11  離陸滑走距離 1280メートル

     立川基地の滑走路  900メートル オーバーランを含めて1200メートル

 これらの飛行機は、立川基地からは離陸できないのです。YS11なら燃料を減らして軽くさせたら離陸は可能かもしれません。でも、そんな運用をしている事が発覚したら、田母神閣下がクビになった程度の話では済みません。P3CもYS11も立川基地の離陸直後という理屈は成り立ちません。

 プロペラ機の通常の飛行高度は3000メートルから4000メートルです。自衛隊の測定が正しいとすると、普通に飛んでいた自衛隊機がなんらかの理由で突如、地面に激突寸前まで急降下したとしか説明がつかないのです。
 9.11事件あわやという事態が武蔵村山市上空で起こっていた事になるのです。

 今日の議会で、以上のような観点から質問した結果。

 武蔵村山市は、1.自衛隊の測定は正しいと考えている。

        2.超低空飛行について、自衛隊に調査は求めない。

        3.自衛隊のプロペラ機の騒音に対し、自衛隊には抗議はしない。

 との事でした。言うまでのなく、なぜ、自衛隊のプロペラ機から約90デシベルもの騒音が出たのか、説明は全くありませんでした。

 こんなにも摩訶不思議な事に対して、市は全く対応しないのです。変ですね。

 最後に、私はどう考えているかというと、今回の自衛隊の測定データは捏造したものであろうと思います。捏造した理由は、武蔵村山市の小中一貫校建設の補助金を出すためです。なんらかの意図が働いて、補助金支出の基準に達する測定記録を作らされたのでしょう。

 私自身、いくら考えても、これ以上に辻褄の合う理由が見つからないんです。

 誰か教えてください!

 防衛省補助金を出す前に、うっかり検査結果を間違えたと言って白紙に戻すなら間に合います。
 でも、この測定データを元に補助金を出してしまったら、後々大問題に発展してしまうでしょう。

 不思議なのは、自衛隊のプロペラ機の超低空飛行を見たという市民からの声が皆無だと言う事です。