武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

海角七号 上映会

 台湾人は日本を見捨てていないぞ!
 馬英九政権発足以後、台湾が今までより1000キロは遠い国になってしまったと肩を落としていていましたが、日本と台湾は切っても切れない絆がある。台湾人は今でも日本の事を想ってくれているとラストシーンに思わず目頭が熱くなりました。
 
 冒頭の文章のせいで、映画「海角七号」というと、台湾の高砂族と日本軍が協力して、毛沢東八路軍と戦う潜水艦を描いた戦争映画のようですが、さにあらず、現代のラブストーリーです。

 ストーリーはと言うと、台湾の田舎のリゾート地で、日本人のスター歌手がコンサートを行うことになります。地元市議会の議長がコンサート会場のリゾートホテルに、地域振興のために地元の人間に前座をやらせる事を強要します。
 仕方なく、急遽地元バントが結成されますが、メンバーは小学生の女の子からヨボヨボのじいちゃんまで。さて、癖のあるメンバーばかりの即席バンドを一人前にする監督が日本人 友子。この子とバンドのリーダーで、台湾でプロになる夢が破れ、地元で郵便配達人をしている主人公アガとの恋の物語です。
 で、海角七号とは、アガが配達し切れなかった配達先不明の小包の住所です。
 配達先不明の小包の中身は、終戦時、日本に帰らなくてはならなくなった人から、台湾に残した彼女友子へあてた七通の手紙だった。

 60年の時を経て果たして、手紙は届くのか?

 いったい、即製バンドは、コンサート当日までに物になるのか?

 というような話です。
 
 他愛の無いストーリーのようなのですが、バンドのメンバーそれぞれ民族が違うだけでなく、複雑な背景をそれぞれ抱えていてストーリーに深みを出します。ついでに、台湾人らしい大らかさと生真面目な日本人との対比で、決してコメディ映画でないのに大笑いしてしまいます。
 そして、感動のラストシーンが待っています。

 私は、気に入った映画を見るとパンフレットを買います。しばらくして、DVDも買います。海角七号は今日の上映会で見ているのに、上映されたら映画館で見て、パンフを買ってDVDまで、まちがいなく
買います。

 それぐらい面白いです。

 でも、台湾で大ヒットしたこの映画、まだ日本で上映予定がはっきり決まっていないようです。

 上映後の懇親会で、小林よしのり氏が挨拶の中で、「台湾と日本の関係の歴史を知らない人が見ても感動できるだろうか?台湾と日本の歴史を知っているから感動できるのでは?」とおっしゃってました。
 確かに、日本と台湾の近代史を知らなくてもよく出来たラブストーリーとして感動出来ると思います。
それでも、「タイタニック」よりずっと感動できると思います。
 でも、台湾と日本の歴史を多少でも知っていて、最近の日台の政治状況を多少でも知って初めて、この映画の奥底に流れる日本と台湾の絆が見え、「海角七号」の本当の姿が理解出来ると思います。

 この映画に難色を示している中国共産党の幹部の皆さんや、「台湾は中華人民共和国の領土である。」と教えていた本市の中学校の先生方に是非見ていただきたいと思います。

 選挙が近いせいでしょうか?この上映会に来ていた議員は、小磯明都議ぐらいでした。あと、前衆議院議員の中津川さん(民主)。中津川さんは、親台の政治姿勢だったせいか、次回の選挙は選挙区の公認は出ませんでした。本当に残念です。
 中国と台湾の違いも良く分からない国会議員のみなさんには特に見ていただき、多少でも関心を持っていただきたいものです。

 政治的な話は抜きにして、本当に面白い映画です。
 映画館経営者は勇気を出して上映してください。

 「海角七号」が上映されるように、映画館に働きかけましょう。
 私は、6月末でも上映未定なら、映画館会社の株主総会で「上映してくれ!」とお願いしようと思います。