武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

日本が石油輸出国に!

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 日本国民フォーラムの研修会に参加しました。今回の研修は、筑波大学宇宙開発事業団です。
大原議員、須藤議員、東大和の関野議員と参加しました。
 まず、筑波大学では、陽子線医学利用研究センターを見学させていただきました。癌の放射線治療の一種ですが、病巣にピンポイントで陽子を当てるというものです。
 陽子を加速器で加速させ、200トンもあるガントリーを回転させながら患者の病巣に陽子を当てるという非常に大掛かりなものでした。放射線を使うだけあって、分厚いコンクリート壁の回転扉を通り、鉄板の階段を登って治療スペースにたどり着きます。病院と言うより、発電所か工場という印象の施設でした。この治療は保険が利かず250万円ほど掛かるとの事。維持と運用に莫大なお金が掛かっているとの事でしたので、250万円でも赤字かもしれません。

 その後、井上勲教授から筑波大学の概要と、井上先生の研究内容の講義を受けました。

 なんと、「将来、日本が石油輸出国になるかもしれない!CO2問題が解決するかもしれない!」という内容です。

 この問題解決は、藻類にあるんだそうです。


 ボトリオコックスという藻類が、光合成二酸化炭素を吸収して、オイル(炭化水素)を作り出すのだそうです。そのオイル生産能力はトウモロコシの数百倍にもなるとの事。大気中のCO2が、石油になってしまうという技術です。
 地球温暖化対策と、日本の石油依存問題を一挙に解決することが出来るかもしれません。

 また、藻類は、光合成でCO2をC(炭素)とO2(酸素)に分解します。CO2を削減している訳です。井上先生の話では、「極端な話、海を富栄養化すればCO2を削減できるでしょう。」との事でした。

 そこで、会場から、「海に鉄を撒けばCO2削減が出来るのではないですか?」という質問が出ました。
元々、海にあった鉄分は藻類が食べてしまい、今はほとんど無くなっている。そして長い年月の後、鉄の鉱山が出来上がるという説明があったためです。

 井上先生の話では、「海に鉄分を撒けば爆発的に藻類が増えるでしょう。ただ、生態系にどのような影響がでるか全く分かりません。最後の方法としたらあるかもしれません。」との事でした。

 まだまだ、興味は尽きなかったのですが、井上先生の講義は以上でした。

 CO2削減、地球温暖化対策って正直無理な話なのではと思っていたのですが、解決の糸口があるんだと将来に希望の持てた講義でした。

 午後は、宇宙開発事業団の見学をさせていただきました。宇宙開発の現状や、ロケットの解説や人工衛星の説明。また、実物大の宇宙ステーションのモジュールに入らせてもらいました。東大和の関野議員が、以前、月の写真集を買おうと思ったそうで、月観測衛星の話は非常に詳しく、職員の方の説明に補足説明までしてくれました。
 アポロ11号から約40年経過し、月の事ってもう結構分かっているのかと思っていたのですが、まだまだ分からないことばかり、分かっている事は本当にごく一部なのだそうです。

 筑波大学の皆さん、宇宙開発事業団のみなさん、本当に勉強になり有意義な研修になりました。
 ありがとうございました。