武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

朝鮮分断の責任は日本にある??(北朝鮮旅行3日目)

 早朝より、短波放送「しおかぜ」の傍受をする。30分間全く傍受できずにガッカリしていると、突然電話が鳴り出す。

 とうとうスパイ容疑で逮捕か! と思ったら・・・

 「天目石さん、おはようございます。朝ですよ。」と李同志の声。

 「まだ、6時でしょ。」

 「もう、7時ですよ。」

 しおかぜが傍受出来る訳が無いはずである。1時間寝坊してた。

 今日は板門店観光、親北チュチェ思想組は私といると思想が違ってイライラするらしい?別行動に急遽なったのだそうだ。

 でもね。思想が違うんじゃなくて、詐欺師に騙されているか否かの違いだと思いますよ。

 また、昨晩知り合った、共産趣味者の皆さんも板門店なので、一緒に行くことを監視員にお願いしたら、当初OKだったのに、出発間際になって駄目となる。理由は、板門店以外で見学先が違うからとの事。
 しかし、結局は全く同じ見学先。監視員は携帯電話持っていないし、朝打ち合わせした通りに見学するだけ。見学先が同じなんて百も承知のはず。
 私と共産趣味者が一緒になるのを警戒しているらしい。

 平壌から、軍事境界線板門店まで160キロ。高速道路で2時間の距離。

 「おはようございます。皆さんにちょっと板門店の歴史をお話します。」と金同志。

 今日はどんな与太話が聞けるかと楽しく聞いていたところ・・・・。

 「そんな訳で、38度線での分断には、アメリカ・中国・ソ連はもちろんの事、皆さんの日本も責任があるんです。・・・・・」   

  何だと!!! いい加減な事言うなよ!

 「今の説明では、日本に責任がある理由が分からない。きちんと説明して欲しい!」

 「それは、日本が朝鮮を植民地にしたからです。」と金同志

 「分断の時期と植民地の時期は全く違う。関係ないじゃないか!」

 金同志が理由にならない理屈をゴニョゴニョ言う度に反論していると・・・・。

 上官の李同志がバスの助手席から、こりゃ大変と馳せ参じて来た。

 李同志が、日本の侵略政策、植民地政策がひどいと、馬鹿左翼みたいな事言うので・・・。

 「日清戦争後の下関条約を読んでいるのか?下関条約では、清は朝鮮半島の独立を認めろ!と締結してある。日本は、朝鮮独立の最大の支援者ではないか!自分で独立出来なかったのではないか!侵略者などと言われる覚えは無い!」

 「李完用首相はじめ一進会の皆さんが、帝国主義の時代生き残るには長い交流の歴史のある日本と一緒になろうと決断されたのではないか!」

 「李完用の押した印鑑は偽物だった。」と李同志。

 「時の首相が大変重い決断をされたのだ。日本はその印が偽物などと言われても確認するすべは無いではないか!」

 話は二転三転しながら、「安重根が独立派の伊藤博文を暗殺するなど馬鹿な事をするから、植民地化が加速したのではないか!」、「ついでながら、朝鮮は一般的な植民地と違う。内鮮一体となり共に日本だったんだ。」

 すごく、不満そうにチョロチョロ屁理屈言うので・・。

 「植民地だ、搾取されたと文句言うが、朝鮮開発のために日本は莫大な金をつぎ込んでいる。むしろ、搾取されたのは日本じゃないか!敗戦後も、日本人は財産を朝鮮に置いたまま帰らされたじゃないか!考えた事あるのか?」

 話を逸らそうと、「日本はフィリピンなども侵略してひどい事したじゃないか!」と李同志。

 「あなたは、ホセリサールというフィリピン独立の英雄を知ってますか?日本で力を付けてフィリピン独立のために戦って若くして亡くなったのですよ。日本人の彼女もいた人です。今度日本に来たら、日比谷公園銅像がありますから案内しますよ。」

 「タイにだって・・・」李同志

 「タイ王室は日本を支援してくれました。敗戦後、日本の債権が紙くずになっても、取り立てるような事はされませんでした。日本はタイ王室への感謝は尽くせません。」

 こりゃ駄目だと話題を変える。

 「日本は、従軍慰安婦や強制連行などで酷いことをした。」金同志

 今どき、そう来るかと思った。どう反論したかは書くまでもありません。

 「日本は無理やり朝鮮人を戦争に連れて行った。」金同志

 「特攻隊で亡くなられた朝鮮人の方もいらっしゃる。朝鮮半島での志願倍率は把握していないが、台湾での志願倍率は60倍以上だったと記憶している。台湾の従軍された方は靖国に参拝されているし、台湾のおじいちゃん達に連れて行かれた被害者だなんていったら、叱り飛ばされるぞ。」

 「金日成主席は、民族独立のために20年もの反日抗争で戦われた偉大な英雄である。」金同志

 「当時、日ソ不可侵条約があったのはご存知ですよね。戦時中、ソビエト軍の一員となっていた金日成主席がどうして日本との抗争が出来るのですか?日本と戦闘行為があったら、日ソ不可侵条約違反で大変な国際問題になりますよ。変ですね。」

 「それでも、主席は戦って下さったのです!」金同志

 「確かに、戦ったかもしれません。敗戦直前に日ソ不可侵条約を破ってソ連が参戦した時から終戦までの10日ぐらいじゃないですか?こんな、信義の無い火事場泥棒をなぜ崇めるのですか?中国共産党の中に居た朝鮮族兵士の方が真の英雄じゃないんですか?」

 「・・・・・・・・」李・金同志

 可哀相なので、
 「金日成という反日活動家の英雄は確かにいました。でも、あなた方が崇めてるのは、3代目の偽物ですよ。」

 「そんな事は無い!金日成主席は戦ってくださったのだー。」李・金同志

 「生まれる前から、反日抗争していた事になりますよ。」

 と、まだまだ、江戸時代や弥生時代などいろんな角度から議論をしていたのだが、一事が万事この調子。

 とうとう、「天目石さん、朝鮮人の気持ちも考えてくださいよ!」

 「お気持ちは十二分に分かる。ただ、先ほどから私は事実関係を述べているだけですよ。」

 「気持ちが分かるなら、日本に責任があること分かってもらえますね。」

 「いいえ、全く責任ありません!」

 冗談めかして李同志より

 「天目石さんは今、パスポートもありません。航空券もありません。この国は怖いですよ。そんな事、言っていると拉致されるかもしれませんよ。」

 「拉致された時のために、パンツは余計に持ってきてるから。あと、議員は捕まっている間は任期中は給料でるし、金遣わなくて済むから貯金が出来る。そっちが拉致するんだから、延長料金は払わないからね。」

 とブラックな冗談の応酬。お互い、面白がって、1日5回ぐらいこの会話するのに、ブラック過ぎて誰も笑ってくれない。

 結局、北朝鮮を発つ直前まで、このギャグを二人で面白がってしていたけど、最後まで誰も笑ってくれなかった。
 

 そんな議論をしていたら、あっという間に板門店