武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

ブルーリボンを着けて北朝鮮へ(北朝鮮旅行1日目)

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 ほんの短い期間でしたが、北朝鮮に行って来ました。帰り際、ガイド(監視員)の金氏が別れの挨拶の中で、「天目石さん、あなたは政治家でたくさんの後援者がいます。その人たちに北朝鮮のありのままの姿を伝えてください。」言いました。
 「悪い国じゃないと伝えて欲しい。」と言わず、「ありのままの姿を・・・」と彼が言ったのは、あの国での最大限の勇気あるメッセージだと感じました。
 ほんの3日でしたが、私が見聞したありのままの北朝鮮をお伝えしようと思います。

 今回参加したのは、KACツーリスト主催の「金正日党総書記生誕祝賀行事ツアー」です。金正日の誕生日は2月16日。誕生日の喜びに沸く平壌を見学するツアーです。反北朝鮮活動する者にはビザを発行しないと聞いていたので、私に出る訳が無いと冷やかしで申し込んだ所、なんとビザが下り参加しました。

 情報筋の話では、KACツーリストはビザを直接本国から出すので出たのではないかとの事でした。同じく、北朝鮮観光を主催する中外旅行社は朝鮮総連がビザを発行するので、そちらなら出なかったかもとの事でした。確かに、ビザにはハングルで、朝鮮民主主義人民共和国北京領事館の印が押されてました。

 日程は、2月13日から16日。羽田~関空~大連~瀋陽平壌のルートで北朝鮮に入国します。
集合は羽田空港ロビーに2月13日午前6時30分。早めに行くと一見して朝鮮人っぽい顔だちの集団がいました。聞いてみると、全然違うグループでした。でも、やっぱり平壌まで一緒でした。どういう素性の人かは分かりません。
 出発ロビーでKACツーリストの李氏からの話では、

 ・北朝鮮は非常にのんびりした国である事
 ・年間3000人程、渡北していること。
 ・創業20年で、一度も事故が無い事

 との事でした。このツアー参加者は、5名。
M氏・・・渡航歴数知れず、親北朝鮮。
K氏・・・渡航4回目 親北朝鮮
S女氏・・K氏のお祖母ちゃん。渡航2回目 親北朝鮮。
A氏・・・世界各地をバックパッカーで回っている。

 そして私・・・反金正日

 私は、今回のツアーで、いろんな実験をしてみました。どんな事をやってみたかはおいおい語ります。
まず、
 
 実験その1. 北朝鮮ブルーリボンを着けて入国出来るか?

 という訳で、私はスーツにコートを羽織っておりました。K氏から、「共和国は住みたくなるぐらい良い所ですよ。僕は共和国のシンパなんです。」などと、親しく話してくれていたのに、飛行機の中が暑かったので、コートを脱いだら、彼の表情が一瞬変わったように感じました。

 関空から、瀋陽までの機内はなんと羽田で一緒だった北朝鮮関係者!一言も話さなかったけど、なんか礼儀正しそうな人でした。ブルーリボンと議員バッチ着けたヤツが隣に座ってるので、彼も嫌だったろうなと思います。

 実験その2. 北朝鮮有害図書は持ち込めるか?

 北朝鮮は、覚醒剤や偽札、偽タバコと滅茶苦茶な物を輸出するくせに、ポルノ持ち込みは厳禁です。ついでに、反政府文書の類もです。そこで、果たして捕まるか、それとも没収されるかやってみました。
 彼らが判断を困りそうなギリギリの線と思って・・・

 本類
 ・週間プレイボーイ ヌードの袋とじ付き

 ・拉致 異常な国家の本質  荒木和博著

 ・マンガ 金正日入門

 ・マンガ 金正日最後の日

 ビラ類

 ・待っている 特定失踪者問題調査会

 ・東京へ帰せ 東京都

 ・拉致問題解決に向けて 政府

 ・短波放送 しおかぜ ステッカー

 瀋陽で、平壌行きエアコリョに乗り換え、機内に入ったところ・・・・
 スチュワーデスが私のカバンを持って、「このカバン誰のですかー!」とやっている。荷物で預けたのに変だなーと思いながら、「僕のだけどー。」と手を挙げると、こっちに来いと手招きする。私が、給仕用のキャビンに行くといきなりカーテンを閉められる。目の前の黒いコートの小男が、カバンを見せろという仕草、カバンを開けると「○×△▲!!」と言われる。スチュワーデスも「○×▲▽!!」とハングルで言われる。やっぱり問題になったか?カバンの中身は週間プレイボーイと金正日入門。
 ひとしきり文句を言われ、知らん振りしてパスポートを見せたら、「もう行け!」。
 私はハングルが分からないので、本がまずかったのか?それとも別の理由だったのか?

 飛行時間約1時間、上空から北朝鮮の風景をずーっとビデオで撮影する。スチュワーデスの視線が気になったのでビデオ撮影中断!  やっぱり、犯罪国家北朝鮮ですから。
 そう言いながら、撮影しながら平壌着陸!別の日本人グループがタラップ降りて記念写真撮っているので、一枚写真をお願いする。
 こっちも、とぼけた振りして「ワーイ平壌空港だ!」とビデオカメラを回す。ちなみに、平壌空港は撮影禁止!文句も言われず。どうでも良いがすごく寂れた空港だった。

 いよいよ入国審査! あっさりOK!

 というわけで・・・

 実験1. ブルーリボン着けての入国!大成功!
 北朝鮮のイミグレーションはブルーリボンを知らないだけだと思う。そうは言っても多少緊張していたので、「謝謝」と言ってから、「カムサムニダ」と言い直す。係官の女の子がプッと吹き出す。

 普通、入国審査の後は簡単な手荷物検査だけなのに、北朝鮮はX線検査まである!ただ、通る人ほぼ全員ブザーが鳴るのだから、最初から身体検査をやれば良いのにと思う。

 当然、私もブザーがなる。ポケットの物を全部出せと言われる。ICレコーダーは取り上げられるかと思ったらOKだった。

 ついでに北朝鮮では、入国に際して携帯電話やパソコンを預けさせられる。電話の中身やパソコンの中身を見られるという噂もあるが、実際どうなんだろうか?

 反北朝鮮の私はフリーパスだったのに、親北の皆さんは入国時の荷物検査でかなり手間取る。その時、携帯取り上げ係が私の携帯ストラップをしげしげと見る。
 ストラップには  RESCUE! Abductees by N.Korea (救え!北朝鮮による拉致被害者)の文字が!

 「RESCUE! N.Korea。」と係官がつぶやく。どうも私を北朝鮮支援団体と思ったらしい。にっこりする。
 「おいおい、意味が逆だよ!」と思う。

 平壌空港の前には、15年ぐらいの日本車が数台止まっている。仕事帰りの人なんだろうか。閑散とした空港前を歩いている歩いている人の姿がやけに目に付く。朝鮮国際旅行社の李課長と金さんが我々を出迎える。聞いていた通りの相互監視体制!
 
 いよいよ、北朝鮮が見れると期待が高まる!