「島津周南市長が上京してくるので、会いましょう。」と時評社の米盛会長に誘われ、島津市長と市長就任して初めてお会いしました。
島津市長は、NTT出身。なんでも、NTTのスーパーエリートで、NTT本体の社長は間違いなし。ライバルすらいないぐらいの凄い人だったのだそうです。でも、全然エリート臭くなく、温かみのある親しみやすい人です。1度市長選挙に落選しだけど、この4月の統一地方選挙で当選された苦労人です。
持ち前の行動力とアイデアで、まだ就任半年なのにバリバリと市政を刷新してゆく話を聞きました。
大概、政治家は大した事無い話を大げさな手柄として吹聴したりするんですが、島津さんはそんなことはありません。
多分、1年か2年のうちに、実行力のある改革派市長と話題になると思います。マスコミ受けだけの自称改革派とはかなり違う人です。
今日、話を聞いて、「やっぱり島津さんは出来が違うわ!」と思ったのは人事に関してです。
島津さんは、市長選挙の対立候補を熱心に応援していた市の部長を一人も左遷しなかったのだそうです。
なぜなら・・・
「役人は、上に従う習性があるんだよ。何が何でも島津を落選させてやると意気込んでいたぐらいの方が、熱心に仕事に取り組んでくれるんだよ。」との事でした。
島津さんの人柄なんでしょうが、昨日までの敵を腹心にしてしまうのは中々出来る事ではありません。
懐の深い人です。
市長選挙で対立候補を応援したからと、市民部長を「クソ喰らえ!」と湖南衛生組合(し尿処理場)に飛ばしてしまった荒井武蔵村山市長とは大違いです。
もっとも、荒井市長は6月議会で、「建て替え計画などあり、大変重要な仕事なので本人納得の上で処理場に行ってもらった。」と答弁していました。恨んで飛ばしたつもりではないようです。
飛ばされた本人は、市議会の傍聴席から、「そんな説明受けてねえぞ!」と野次を飛ばしてましたが。
島津市長の話は、学ぶことが多いです。