武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

漫画 奪還を命ず  曙機関

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 久米川駅で街頭署名を終えて、ダイヤモンドシティの本屋に行ったら、この本が目に付きました。
 「奪還を命ず」曙機関

 「曙機関・・・なんだその名前。軍事オタクが書いた拉致事件の漫画かー。」と期待せずに

 「買うほどの事ないけど手にとってみるか。」とページを開いた瞬間!

 特定失踪者問題調査会の荒木和博代表の写真(それも自衛隊の制服姿!)ついでに、パラパラめくるとあとがきには、特定失踪者問題調査会の杉野さんの文章と短波放送しおかぜのロゴマーク

 荒木代表は、国民集会で「日本は平和憲法を持つ国です。戦力は無いし、交戦権も無い国なんです。だから、北朝鮮自衛隊を出動させても戦争になりません。演習です!」と言い切る方です。荒木先生の斬新な切り口を期待し、即レジに向かいました。

 内容は、その名の通り、自衛隊による日本人拉致被害者救出作戦です。

 日本人拉致被害者の両親を持ちながら、真実を知らされず北朝鮮工作員となった女性。

 また、多士済々の個性的な自衛官達。

 彼らが幾多の困難を乗り越えて拉致被害者を救出する。

 また、救出劇の合間に北朝鮮の歴史や政治なども簡単にまとめられていて、さして知識が無くても理解できます。

 思わず目頭熱くなったのは、麻生太郎似の総理大臣が、救出部隊への訓示の中で土下差して、「日本人を救出してくれ!!頼む!」と懇願する場面です。いい年して、漫画で感動してみっとも無いとおもいます。でも、テレビカメラが光った時だけ、選挙の前だけ「拉致被害者を救出します!!」という政治家ばかりなので、失望ばかりしています。。
 そのせいか、テレビカメラも無い、山奥の秘密基地で「頼む!」と言う総理大臣の姿に、「こんな総理大臣が現実にいたならば!」と心底願いました。

 さて、

 多士済々の自衛官の中になぜかどん臭いデブの隊員が一人紛れ込んでます。精鋭部隊になぜ?

 「総理直々の指示で、あいつはヘボピーなんだと。」

 そうか!これは漫画好きの麻生太郎総理が組織した「ワイルド7」なんだ!
 ワイルド7とは、悪には悪をと凶悪犯7名で組織した白バイ部隊の漫画です。警官なのに悪者を逮捕しないで、「悪党どもを退治する!」と問答無用で射殺してしまうむちゃくちゃな漫画です。
 ミサイルなど秘密兵器を装備したバイクが縦横無尽に走り回ります。

 救出部隊は8名、ワイルド7もメンバー7人に隊長の草波をあわせると8人で一緒。

 救出部隊は装甲車2台とオートバイ。ワイルド7はオートバイとトラック1台の組み合わせだったし。

 そう見ると、ヘボピー役とユキ役は分かるが、飛葉大陸役は誰なんだろうなどと別の楽しみ方が出来ます。

 この救出部隊がワイルド7と違う点は、誰も人を殺さないことです。さすが、平和憲法下の自衛隊です。現実のシュミレーションなので、バイクが崖をよじ登ったり、タイヤからミサイル発射したりといった事も当然ありません。
 北朝鮮軍と対峙しても、一発も銃弾を撃たずに切り抜けます。
 
 「えーっ、その手があったか!」と思う北朝鮮らしい作戦で。

 あーあ、すぐに読み終わっちゃったよというのが読後感です。救出部隊が北朝鮮に捕まってしまって、覚醒剤中毒にされちゃうとかひねりがあったら良かったのにと思いました。でも、それじゃあ、自衛隊による救出シュミレーションというより、フィクション性が強くなりすぎてしまうし・・。

 日本政府も本気で救出作戦を考えてください。
 何を遠慮しているのでしょうか?何を怖がっているんでしょうか?
 一度に全員を救出できなくても、北朝鮮のどの町に被害者の誰さんがいると分かったらその人だけでも救出に出動してもらいたいものです。

 憲法前文には「諸国民の公正と信義を信頼し・・・」と書かれています。
 ですので、言うまでも無く、北朝鮮日本国憲法9条の対象外の国です。