武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

中華人民共和国 台湾省 台北県 台北市?

 中華人民共和国 台湾省 台北県 台北市という地域がどこにあるかご存知でしょうか?
 武蔵村山市役所を始めとする、地方自治体での取り扱い上存在しています。

 台北出身の台湾人の知り合いがいたら、一度、外国人登録証を見せてもらってください。国籍欄には「中国」と書かれています。ついでに、台北市出身の人なら、台北台北市と書かれています。
実は、台北市は直轄ですので、台北県に含まれていません。虚構の地名です。
 
 虚構の地名を記載した外国人登録証を発行する日本政府はちょっと変じゃないですか?

 「台湾人を中国人とみなす法的根拠を出して欲しい!」と市役所に情報公開をしました。
その結果、出入国及び難民認定法と、それを取り扱う政令が出てきました。

 でも、台湾を「中国」と表記せよという政令ではないんです。台湾・ヨルダン川西岸地区及びガザ地区で発行されたパスポートなども、正式なパスポートとしてみなせという政令が出ているだけなんです。

 しかし、平成10年5月13日に法務省入国管理局登録課長 山神進で、台湾人の外国人登録には、台湾のパスポートも認める。(しごく当たり前です。)なぜか、国籍欄は「中国」で登録しろと法律にも政令にも書かれていない余計な通知をだしているんです。(法務省管登第2366号)

 以上のような、根拠なくねじ込んだ通知のせいで、地方自治体の外国人登録では、国籍「中国」 台北台北市という虚構の地名が使われることになりました。

 例えば、台湾から帰国した人(日本人・外国人問わず)の住民票には、転入前住所として、中華人民共和国 台湾省と書かれています。住民票は、住民基本台帳法が基になりますが、台湾が前住所になる場合、中華人民共和国 台湾省と記載するのか根拠がわかりません。
 
 中華人民共和国自治制度では、国・省・市 の3層制になってます。台湾省台北県というのはありえません。4層制になってしまいます。

 日中共同声明では、「台湾は中華人民共和国の領土だ!」という中華人民共和国の主張を理解し、尊重するのが日本の立場です。「どうぞ勝手に主張してください!」というだけなのに、承認するようなことをするから、虚構の地名が一人歩きすることになります。

 虚構の住所を作ったため、友人の台湾人は、日本で婚姻届を出す時、「中国大使館から独身証明書をもらってきてください!」と言われて憤慨してました。