武蔵村山市議会議員 天目石要一郎(あまめいし よういちろう)の活動報告

利権屋や某カルト団体の政治圧力の暴走捜査などの嫌がらせにもめげず、利権や不正とたたかっています。

チベットスピリチュアルフェスティバル2007

 4月30日にも行ってきたのですが、5月3日にも再び行ってきました。
 チベットスピリチュアルフェスティバル2007です。
 会場は護国寺です。護国寺は葬式で1回行ったことがあるぐらいで、実は今まで境内に入った事はありませんでした。
 護国寺の境内はチベット仏教の飾りつけがされ、チベット人のお坊さんがウロウロしてます。
 4月30日は4時からチャド・リンポチェという偉いお坊さんの話でした。忍耐についての話をされました。「精神的につらいことがあったとき、どのように対処するか?」という話でした。同時通訳じゃないので、聞きづらくちょっと寝てしまいました。
 お坊さんの話を聞いていたら、チベットの写真展やビデオを見る時間がなくなったので、5月3日に出直しました。
 チベットの瞑想体験というのに参加してみました。右の鼻の穴から息を吸って、左の鼻の穴から息を吐くというのを繰り返しやります。別に幽体離脱するわけでもなく、お釈迦様が見えるわけでもなく、ちょっと息苦しかっただけです。
 神秘体験をするんでなく、精神を落ち着かせ、意識を集中させる効果があるようです。(多分?)
 なんか瞑想体験をしていた人は、ヨガとかやってそうな若い女性が多かったです。
 
 さて、チベットのビデオ上映ですが、
 「ヒマラヤを越える子どもたち」と「慈悲を生きる」を見てきました。
 「ヒマラヤを越える子どもたち」とは、中国共産党の圧制から逃れて、ダライラマの住むダラムサラまでの逃避行のドキュメンタリーです。6歳とか7歳の子どもが高度6000メートルのヒマラヤを歩いて超えて行きます。中国共産党支配化では、チベット人は物乞いにでもなるしかない現実も描かれています。そのため親がガイドにダラムサラへと子どもを託しています。
 昨年、ヒマラヤ越えをしているチベット人の若い僧が中国共産党に射殺される映像が流れました。大変ショッキングな映像でしたが、あの時射殺された僧はたしか15・6歳だったと思います。しかし、6歳や7歳の普通の子どもたちです。彼らは特別でもなく、年間4000名ほどチベットを脱出する人がいるとの事です。
 先ごろ、温家宝が来て国会で演説してましたが、喜んで拍手していた国会議員に見せたい映画です。
 ついでに、「憲法9条のおかげで日本は平和なんだ。」と勘違いしている人には、「平和主義のチベットがなんでこんな目にあうのでしょうか?」と自問しながら見てもらいたいです。

 「慈悲を生きる」はダライラマの半生と日常がつづられた映画です。ダライラマという人は笑顔とユーモアを絶やしません。国民は虐殺され、自身は国を追われると、すさまじい半生をたどってきているのにです。中国に対しても怒りも感じないと言います。懐が深いなどと言う言葉では言い表せない、人間としての大きさを感じます。
 新興宗教にはまっている人は、ダライラマの本を1冊でも読めば目が覚めると思います。

 5月6日まで、チベットスピリチュアルフェスティバルは護国寺で開催されてます。東アジア情勢や中国問題に関心にある人、チベット文化に興味のある人は必見だと思います。